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「お絵かき」の想像力 子どもの心と豊かな世界
1,980円
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 春秋社 |
発売年月日 | 2017/02/01 |
JAN | 9784393373286 |
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「お絵かき」の想像力
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「お絵かき」の想像力
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
頭足人についての見解が個性強くて、 読んだときは結構寒気がしたんだけど(笑)、 でも世界中の子どもたち、ひいては書くことをしない種族の大人たちまでそのような絵を描くということであれば、この見解が絶対違うなんてことは言えないだろうなと思った。 また、パーツパズルの状態でも「胴は?」「いらない」との会話。これは面白い~! 文字への関心が2歳ころから見られるとは驚き。 じつはここで言う「虹色装飾表現」について知りたくて、手に取った本。ここではさらっとしか扱われていなかったのだけど、これも基本的には装飾にこだわる女児的思考の子どもしかやらないのかしら。 男児の美意識が「強い絵」だということは、そうだったのかぁ~!っておもったけれど、まさかの色が二次的手段で線画で描く形だけで達成感を味わっている生き物だったとは知らなかった……。個人的にこれが一番の衝撃でした笑 でも、だからこそ男の子は色塗りにまったくこだわらないんだな、本能的なものだったんだなっていうことが分かってよかった。 触覚型の絵について、そういう表現タイプがあるということを知らなかったから、今度から注意して絵も子どもの様子も観察したいと思った。 カラーの写真が多く、写真(実際の絵)をもとに解説してくれるのでとても分かりやすくて、最後まで面白かった。 時折出てくる言葉(用語)の表現方法が変わるのが煩わしくて、読み進める手が止まってしまったので、正直統一してほしかった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
子どもの絵の発達段階への理解を深めることで、その子が何を考えているのかわかるかなと思っての読書。 登園前や寝る前、時間がない中お絵描きしてもイライラしなくなるなるかなと。結論としては、以前だと流していたような娘画伯のお絵描きも、じっくり観察して愛おしく感じるようになりました。 . ------------------------------ <男女の表現傾向の差(1歳前後から)> 男児 --- 人工物(乗り物など)、原色や黒・グレー、低明度色が多く暗めの傾向、リアリティ 女児 --- 自然界(花など)、中間色が多い、高明度色が多く明るい傾向、ファンタジー化 <子どもの絵の成長過程> 点→横線→縦線→波線→渦巻き線→不完全円→完全円→頭足人(とうそくじん)→頭胴足人→人間 幼児には「絶対色感」がある
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乳幼児の描く絵の発達や表現について、多くの例を元に分かりやすく解説されている。 大人から見れば拙いなぐり描きでも、子どもの豊かなイメージが込められていることに気づかされた。 頭から手足が出ている「頭足人」の絵については、人類の進化の記憶が表れているという大胆な仮説を打ち立ててい...
乳幼児の描く絵の発達や表現について、多くの例を元に分かりやすく解説されている。 大人から見れば拙いなぐり描きでも、子どもの豊かなイメージが込められていることに気づかされた。 頭から手足が出ている「頭足人」の絵については、人類の進化の記憶が表れているという大胆な仮説を打ち立てていておもしろい。男の子と女の子の絵の違いについても、男の子はリアリティーを追求し、女の子はファンタジー(楽園)を描くと述べられていて、自分の描いていた絵を思い出して納得させられた。うさぎを描いても、男の子はリアルなうさぎを、女の子は擬人化したうさぎを描くという例が分かりやすい。 内容そのものはもちろんだけど、もうひとつ印象に残ったのが、著者が子どもや子どもの絵に向ける温かな視線。0歳児のなぐりがきに対して、「楽しそうに書いています」と感想を述べ、頭足人についても、「かわいらしい」「完成度の高い美しい造形」と絶賛。本の中で「子どもの表現を丸ごと信頼する」という言葉が出てくるが、本当に子どもの絵の素晴らしさを見つめられているのだなと思った。
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