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悪魔の星(下) 集英社文庫
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悪魔の星(下) 集英社文庫

ジョー・ネスボ(著者), 戸田裕之(訳者)

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悪魔の星(下) 集英社文庫

880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2017/02/17
JAN 9784087607321

悪魔の星(下)

¥880

商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2023/03/10

オスロ警察ハリーホーレ警部シリーズ。確かに他の北欧シリーズと比較すると、舞台が都会(オスロ)で登場人物も鬱々としていない点は読みやすく、展開もスピーディーではある。ただし本作について言えば、犯人探しの過程や真犯人の動機や、サイドストーリーである警察内部の汚職などの結論に腹落ち感が...

オスロ警察ハリーホーレ警部シリーズ。確かに他の北欧シリーズと比較すると、舞台が都会(オスロ)で登場人物も鬱々としていない点は読みやすく、展開もスピーディーではある。ただし本作について言えば、犯人探しの過程や真犯人の動機や、サイドストーリーである警察内部の汚職などの結論に腹落ち感がないのが残念。 これ以上続けて読まなくてもいいかなぁ。

Posted by ブクログ

2023/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(上巻より) このシリーズにはそぐわない感じの無差別連続殺人事件だな、 とはちらりと思ったが、 まさか被害者の一人の夫が仕掛けたものだとは予想外だった。 とうとう、ヴォーレルが最期を迎えたのもあって、 今までの作品の中で一番面白かったかも。 そのヴォーレルがハリーの元恋人の息子を人質にして、 エレベーターを挟んで対決した場面はかなり衝撃的だった。 その最中、少年はハリーのことを「お父さん」と呼んでいたし。 あとは、前作で登場した驚異的な記憶力の持ち主ベアーテが、 ヴォーレルが容疑者をわざと殺そうとした時に、 後ろから声をかけた場面が秀逸だった。 さて、ハリーとヴォーレルの最期について話していた「局長」は かなり怪しく見えたが、どうなんだろう。

Posted by ブクログ

2017/04/15

作者が「オスロ三部作」と名付けた作品群の完結編。同僚の殉職事件と猟奇殺人──ハリーを苛む二つの事件は一つの大きなうねりとなり、やがて息もつかせぬ波乱の展開を見せる。 序盤はハリーのぐだぐだ感がとことん描かれる。ついに部長からも見放され解雇通告を受けるが、受理されるまでは在職だと...

作者が「オスロ三部作」と名付けた作品群の完結編。同僚の殉職事件と猟奇殺人──ハリーを苛む二つの事件は一つの大きなうねりとなり、やがて息もつかせぬ波乱の展開を見せる。 序盤はハリーのぐだぐだ感がとことん描かれる。ついに部長からも見放され解雇通告を受けるが、受理されるまでは在職だと主張して事件を担当するハリーの刑事魂がやるせない。 警察ミステリとして実に周到な構成を持った作品で、小道具を使った禍々しさの演出、至る所に仕掛けられたミスリードの数々、さりげない伏線の配置がそれぞれうまく決まっている。特に、ミステリではありがちな“切断された指”に前代未聞の背景があることを経て、犯人へと繋がっていく本格ミステリな流れは読み応え抜群。 猟奇殺人と並行しながらハリーを翻弄してきた殉職事件は、黒幕との正面対決で一気に緊張の度合いを増す。終盤はノワールです。肝心な第一作目が未読なので、ハリーの思いに寄り添えなかったのが残念。いい敵役だしいい着地。でも脂肪分高めでちょい胸焼けしたかな。

Posted by ブクログ

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