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ザ・トランポノミクス 日本はアメリカ復活の波に乗れるか
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2017/01/01 |
JAN | 9784023315761 |
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ザ・トランポノミクス
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商品レビュー
4.3
5件のお客様レビュー
大統領選後に緊急出版という趣で書いたものと思われ、日本語がこなれていないところもあるが、そこは気にしないでさくさく読み進めたい。 「~だったと思うので」とか「何かのドキュメンタリーで~」といったあたりは、編集者が確認してあげれば良いのにな、と思ったりしたが。 ほぼ二年前の本にな...
大統領選後に緊急出版という趣で書いたものと思われ、日本語がこなれていないところもあるが、そこは気にしないでさくさく読み進めたい。 「~だったと思うので」とか「何かのドキュメンタリーで~」といったあたりは、編集者が確認してあげれば良いのにな、と思ったりしたが。 ほぼ二年前の本になるが、概ね筆者の予想していたとおりに事態は推移している。 トランプの経済政策は、レーガンのそれと同一視すると状況を見誤るだろうこと、経済政策と安全保障政策が一体化していること、主敵は中国であること。 想定外だったのは、2018年末の今に至っても、FRBは引き締め路線を続けていること、というより続けられるほどに経済環境も良く、マーケットも調整ははさみつつも「トランプ・ラリー」が続いている点か。 淡々と利上げを続けるパウエルFRB議長については、そもそも彼が指名される前の書なので記載はない。 しかし、トランプの経済政策が効果を上げるには、FRBが利上げ路線を放棄しなければならないとの指摘とその論拠は、現在のトランプによるパウエルへの口撃の背景を知るのに有用である。 ただ、著者はFTPL(物価の財政理論)なる論を紹介しながら進めているが、トランプのツイートなどを読むに、実際はもっと単純に適切な経済成長率をどこに見るかの差異を巡る衝突のような気もする。 具体的には、リーマンショック以前の3%弱あたりを見るのか、Make America Great Againなのだからと3%台後半、欲を言えば4%あたりまで期待するのか。 FRBは前者の立場で、足下4%台に達した今のアメリカの経済成長率は、放っておけばインフレが加速して然るべき状況なのだから今利上げしなくてどうする、となる一方、トランプからすると減税・インフラ投資でこちらが頑張っているのだから足を引っ張るな、と。 証券会社のエコノミストでありながら、市場の動きを国際政治の舞台での覇権争いと絡めて語ることができる人は意外と少ない。 直近10年とか15年くらいの動きは、まだ歴史化されていないことも多く、評価・切り口が固まっていないものも含めて、説得力のある解説に感嘆。 世界のアカデミズムの論文にも、市場にも精通している稀有な方と思う。
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◎クリントンは富裕層への増税による所得の再分配を強く主張した。 だが、多くの労働者階級が必要としたのは富裕層の「施し」ではなく、労働機会の増大だった。 ゆえに、雇用の創出を主張したトランプを支持した。 人は、「仕事をする」ことでプライドを保てるし、生きがいを得ることができる。多...
◎クリントンは富裕層への増税による所得の再分配を強く主張した。 だが、多くの労働者階級が必要としたのは富裕層の「施し」ではなく、労働機会の増大だった。 ゆえに、雇用の創出を主張したトランプを支持した。 人は、「仕事をする」ことでプライドを保てるし、生きがいを得ることができる。多くの労働者にとって必要なのは施しではなく、「仕事をするという誇り」だったと考えられる。 今は後者ってことね ↓↓ ◎世界経済は長期的に、「グローバル化が進展する時期」と「ローカル化(地域主義)へ逆行する時期」を繰り返している。
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トランプのやろうとしている経済政策について、どのような条件が揃えば大化けする可能性があるのか、論理的に考察しています。
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