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人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日
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人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日

トム・ミッチェル(著者), 矢沢聖子(訳者)

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人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ハーパーコリンズ・ジャパン
発売年月日 2017/01/01
JAN 9784596551177

人生を変えてくれたペンギン

¥1,650

商品レビュー

3.7

9件のお客様レビュー

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2021/01/06

ペンギンとの別れの場面で、ふとドラえもんを思い出していた。大人になったのび太がドラえもんを子供時代の友達だといっていたこと。 出会いと別れなんて当たり前すぎるけど、「ありがとう」や「お世話になりました」と面と向かっていえるのは割と奇跡みたいなことで。 そして。やはり記録って大...

ペンギンとの別れの場面で、ふとドラえもんを思い出していた。大人になったのび太がドラえもんを子供時代の友達だといっていたこと。 出会いと別れなんて当たり前すぎるけど、「ありがとう」や「お世話になりました」と面と向かっていえるのは割と奇跡みたいなことで。 そして。やはり記録って大事だよな。音声や映像として。会記憶を補完してくれるものとしても。 映像が残っていてよかった。

Posted by ブクログ

2020/11/05

1970年代、まだ二十代だった著者は冒険を求めてイギリスからアルゼンチンへ英国系男子寄宿学校の教師として渡る。学校には教師用の住まいも用意されており、休暇中にアルゼンチンや周辺の国を旅してまわっていた。そんな休暇中の旅行で行った隣国ウルグアイで重油にまみれたペンギンと出会う。たく...

1970年代、まだ二十代だった著者は冒険を求めてイギリスからアルゼンチンへ英国系男子寄宿学校の教師として渡る。学校には教師用の住まいも用意されており、休暇中にアルゼンチンや周辺の国を旅してまわっていた。そんな休暇中の旅行で行った隣国ウルグアイで重油にまみれたペンギンと出会う。たくさんのペンギンが重油まみれで死んでいる中で一匹だけ動いているのを見つけてしまう。借りていたアパートに連れ帰り、ふろ場で必死に油を落とす。最初は激しく抵抗されるが、やがて信頼してくれるようになり、アルゼンチンへ連れて帰り寄宿舎の屋上で飼うことになる。 ペンギンは集団で暮らし仲間意識がとても強い鳥だそうだ。ペンギンはファン・サルバドールと名付けられ、学校中の人々(生徒・職員・教員)に愛され、ファン・サルバドールも学校の人々を仲間として意識していたようだ。著者は、動物園に任せることや、自然に返す道も模索するが、結局ファン・サルバドールは、みんなに愛され寄宿学校で幸せな生涯を過ごした。 五十年前のアルゼンチンは政情が不安定だったうえに、パソコンどころか電話事情さえ現代とは比べ物にならない頃だった。そんな中で、英国からアルゼンチンを目指した青年と、人間の過誤で死にそうだったペンギンとの愛らしくもてんやわんやの日々を楽しく読んだ。

Posted by ブクログ

2019/07/24

(引用) 冒険好きの若き英国人教師トムは南米旅行中、近くの海岸に立ち寄った。待ち受けていたのは重油にまみれ浜辺で生き絶える無数のペンギン。だがその中にただ一羽生き残っていたペンギンがいた。助けられたペンギンは彼に懐いたのか海に帰ろうとせず、やがて“フアン・サルバドール”と名付けら...

(引用) 冒険好きの若き英国人教師トムは南米旅行中、近くの海岸に立ち寄った。待ち受けていたのは重油にまみれ浜辺で生き絶える無数のペンギン。だがその中にただ一羽生き残っていたペンギンがいた。助けられたペンギンは彼に懐いたのか海に帰ろうとせず、やがて“フアン・サルバドール”と名付けられ、トムがはたらく学校の屋上で暮らすように。教師とペンギン、ふたりか最高の親友になるまでを綴った実話。 ペンギンの実話なんて初めてで、ドキドキしながらページをめくっていました。ペンギン好きの私としてはたまらない小説です。 最初はトムに対して警戒をしていますが、こびりついた重油を丁寧に洗い流していると次第に敵対心が消え、「そういうことだったの?やることはやった?」と言うように見つめてくる姿が愛おしい。 ペンギンは私の思っていた以上に賢い生き物だったのだと、この小説を読んで分かりました。フアン・サルバドールはよく人の声を聞き、反応を見ています。 読み終えたあとは私もフアン・サルバドールと友達になった気持ちでいたので思わず涙してしまいました。このあいだ読んだ『セーヌ川の書店主』とどっちが良かったかと聞かれたら一二を争うくらい好きな小説。 あと、途中途中に挟まれているフアン・サルバドールのイラストも表紙に負けず可愛らしいのでぜひ読んで欲しい。個人的にはオートバイにちょこんと乗った姿のイラストが一番好きです。

Posted by ブクログ

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