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ソ連という実験 国家が管理する民主主義は可能か 筑摩選書
1,980円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2017/01/01 |
JAN | 9784480016423 |
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ソ連という実験
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ソ連という実験
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商品レビュー
2.5
5件のお客様レビュー
事例として当時の資料をふんだんに盛り込んでいるので、それがくどい側面もあるが、その分当時の様子がリアルに伝わる。中央の理想と、現場での現実の差がこうも出るのはなぜなのか。中国に応用して考えるうえで役立つ資料
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「ソ連は言われているほど独裁国家ではなく一党独裁の中で民主主義を施行しようとしていた」という趣旨だが長々と書いている選挙で棄権するなり白票なり反対票なりを投じたらどうなるのか?は避けている。正直言って戦時下日本の翼賛選挙の方がまだましだ。この本が書いている事と関連するはずだがスタ...
「ソ連は言われているほど独裁国家ではなく一党独裁の中で民主主義を施行しようとしていた」という趣旨だが長々と書いている選挙で棄権するなり白票なり反対票なりを投じたらどうなるのか?は避けている。正直言って戦時下日本の翼賛選挙の方がまだましだ。この本が書いている事と関連するはずだがスターリン時代ですら党の幹部が「人民大衆」からの請願を聞いていたり強制収容所や監獄でも請願書を同志スターリンをはじめとするエライさんや党中央委員会などに送る事は出来たり強制収容所にモスクワから視察団が来ていたりしていた事との連続性はどうなるのか?言い方は悪いが、こんな形でソ連を書いているとポル・ポトの民主カンボジアのような極度に猜疑心が強い独裁政権でもない限り個々の受けがよさそうな例を紹介して「実は言われているほどひどい体制ではなかった」と主張する事は出来るだろう。
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冗談ではなく、本当に、ソ連で「民主主義」を実施したのだ。 つか、しようとしたのだ。 自由主義はともかく、民主主義は尊重されるべきだし、実現できると思っていたのだ。 一党制民主主義という形で。 スターリン体制が終了したフルシチョフの時代だが、すんげえ真面目に、国民の為を思って...
冗談ではなく、本当に、ソ連で「民主主義」を実施したのだ。 つか、しようとしたのだ。 自由主義はともかく、民主主義は尊重されるべきだし、実現できると思っていたのだ。 一党制民主主義という形で。 スターリン体制が終了したフルシチョフの時代だが、すんげえ真面目に、国民の為を思って、「民主主義」をやろうとしたのだ。 正直びっくりした。 もちろん失敗した。 そもそも、体制批判は認めないし、自分たちのやりたい方向以外は精神病扱いだったわけだし、大体、中央が本気で綺麗な政策を出しても、それが実現するわけがない。人民が背を向けているわけではないが、そもそも、共産主義者は人を人としてみていない。人という「変数」でしか理解出来ないので、動機づけとかが全く欠けてると見えた。 要は、 この試合に勝ちたければ、全打席ホームランを打てばいいのだ。そうしろ。 という監督なわけだ。 ホームラン打てませんよ、という訴えも真面目に聞くのだが、打てるようになる方法は提示できない。 生の人間を理解出来ない上に、自分たちの生の欲求を、理想化して異論を許さないのが問題だろうな。 ソ連が本気でやろうとしたことに驚いたし、それがまあ、プーチン以前のちょっとはいいとこだったのかもしれないし、RPCとは違うところなのかもしれないが、本の体裁としては、研究発表みたいで、あまりにも沢山の事例でお腹いっぱい。 新書で読みたい。
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