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21世紀の大学:職員の希望とリテラシー
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21世紀の大学:職員の希望とリテラシー

寺﨑昌男(著者), 立教学院職員研究会(著者)

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21世紀の大学:職員の希望とリテラシー

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東信堂
発売年月日 2016/12/01
JAN 9784798913995

21世紀の大学:職員の希望とリテラシー

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2016/12/24

本書は立教大学における近年行われたSD実践記録である。全6講のテーマと終章「職員像の探求」は、大学・大学職員としていつかは確認しなければならないテーマばかりであり、私学人の必読書といえる。 特徴的なのは、5・6講においてテーマの中に自大学の歴史を扱った講義があることだ。同大は伝...

本書は立教大学における近年行われたSD実践記録である。全6講のテーマと終章「職員像の探求」は、大学・大学職員としていつかは確認しなければならないテーマばかりであり、私学人の必読書といえる。 特徴的なのは、5・6講においてテーマの中に自大学の歴史を扱った講義があることだ。同大は伝統的な私大であり、史料を整理・編纂する土壌があり、かつそこで丁寧な仕事がなされたからこそ、SDの題材にできたという好例だろう。まず多くの私学人は、まずこの史的に自学を見ることの重要性を理解しておかなければならない。現代における高等教育政策の趨勢の理解については、努力次第でかなり多くの情報を入手できる。しかし、自学の過去の細かな情報は、思いの外調べる機会を得にくい。また通常業務に追われ自校史を紐解く時間は閑散期を除いてはあまりとれないだろうし、配属された職場において、落ち着いてそうしたことができる環境かどうかという問題もある。やはり、一朝一夕では終わらない自校史の整理を永年行い、またそれを熟知している教員であり、また高等教育論が専門の教育学者でもある寺崎先生がおられたからこそ実施できたSDだと感じた。また先生の話を聞く側の職員の層の厚さも同大ならではと思う。特に戦時下の同法人内であった事実は極めて重く、本書でも広く明らかにされた意義は深い。 なお、掲載されている各活動の多くは、おそらく就業時間外に実施されたボランティア的活動の蓄積のようだ。この点は、業務の一部としてのSDに展開するときに、事例として応用する場合に留意しなければならない。本書記載のSDの効果が、省令上の「研修」で同様にあがるかはかなりの工夫が必要だと思う。

Posted by ブクログ

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