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ジャニーズと日本 講談社現代新書2402
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ジャニーズと日本 講談社現代新書2402

矢野利裕(著者)

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ジャニーズと日本 講談社現代新書2402

836

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2016/12/01
JAN 9784062884020

ジャニーズと日本

¥836

商品レビュー

3.2

13件のお客様レビュー

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2023/05/01

ジャニ研!を読んだ後に、こちらを読みました。 前者は鼎談でジャニーズの音楽性やコマーシャルとの関わりなど様々な話題に触れているとしたら、後者は世の中の関心や所属アイドルの変遷について、ジャニー氏のエンターテイメントの考え方を軸に時代を追って解説がされています。 良くも悪くもジャニ...

ジャニ研!を読んだ後に、こちらを読みました。 前者は鼎談でジャニーズの音楽性やコマーシャルとの関わりなど様々な話題に触れているとしたら、後者は世の中の関心や所属アイドルの変遷について、ジャニー氏のエンターテイメントの考え方を軸に時代を追って解説がされています。 良くも悪くもジャニー氏が事務所の船頭であったことがよくわかりました。また、アイドルというコンテンツを消費してきた私たちの態度についても考えさせられました。興味深く読みました。

Posted by ブクログ

2021/02/13

(01) 戦後日本の芸能史を標榜し、特に初代ジャニーズ以来、半世紀以上を経たジャニー喜多川が率いる事務所が目指してきたエンターテイメントの紆余曲折が総覧できる。紆余曲折と言っても著者がジャニーズにみた一貫性は、先行するアメリカ仕込み(*02)の音楽、ダンス、コメディなどが占領国な...

(01) 戦後日本の芸能史を標榜し、特に初代ジャニーズ以来、半世紀以上を経たジャニー喜多川が率いる事務所が目指してきたエンターテイメントの紆余曲折が総覧できる。紆余曲折と言っても著者がジャニーズにみた一貫性は、先行するアメリカ仕込み(*02)の音楽、ダンス、コメディなどが占領国ないしは同盟国としての日本にどのように受容させ、その際に、ジャニーズの興業と所属タレントたちの属性がどのように設定され直してきたかという点にある。 フォーリーブス、たのきんトリオ、少年隊、シブがき隊といった懐かしいグループも歌謡史の中に位置付けられ、ジャズ、ロック、GS、ディスコ、クラブ、ヒップホップとといった音楽や音楽文化(*03)をめぐって、所属の各グループや各タレントの展開が描かれており、面白い。 (02) ジャニーズのとった全人的な教育機能、人材養成や能力開発についても触れられており、単にアメリカナイズされた個人主義や商業主義というだけでなく、喜多川の父がアメリカで布教していた密教の修行を思わせるような機関として、ジャニーズのやや仄暗い部分(*04)が浮かび上がる。 (03) パクりとまでは著者は言わないが、70年代、80年代からジャンルを共にする音楽文化の中での引用の流行はあり、ジャニーズの楽曲にもそうした先行する類例があったとを分析している。また、90年代の渋谷のレコ村やクラブシーンは、そうした引用合戦の延長にあったことも的確に指摘している。 (04) ジャニーズが宝塚に範をとっていたことも説得的に記されているが、ジェンダーの問題に深くは踏み込んでいない。ただ、キャラ的な奇妙なネジくれ、関西への執着など倒錯的なイメージについては言及されている。おそらく、その倒錯は、ジャニーズ事務所側のプロモーションの問題であると同時に、イメージを消費する「国民」側の問題でもあっただろう。

Posted by ブクログ

2020/07/11

あなたの知らないジャニーズの歴史がここに。 ジャニーズが何を求めてきたのか。何を表現しようとしてきたのか。そのすべてはわからないけれど、ジャニー喜多川氏のルーツがアメリカにあることからのアメリカ的なショービジネス志向やジャポニズムは、説明を受けるとなるほどと思うことも。 この...

あなたの知らないジャニーズの歴史がここに。 ジャニーズが何を求めてきたのか。何を表現しようとしてきたのか。そのすべてはわからないけれど、ジャニー喜多川氏のルーツがアメリカにあることからのアメリカ的なショービジネス志向やジャポニズムは、説明を受けるとなるほどと思うことも。 この本が出た後にジャニーズ事務所は大きな変化があった。今も激動している。ここからが正念場なのでは、と思う。

Posted by ブクログ

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