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きもの文化と日本 日経プレミアシリーズ
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きもの文化と日本 日経プレミアシリーズ

伊藤元重(著者), 矢嶋孝敏(著者)

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きもの文化と日本 日経プレミアシリーズ

957

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版社
発売年月日 2016/12/01
JAN 9784532263294

きもの文化と日本

¥957

商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2020/09/16

駅ビルに行くとたいてい見かける、きものやまとの社長さんが経済評論家と語る現代きもの論。 アパレルSPAも手掛けていただけに、古代〜現代の着物の歴史や変遷もおさえつつ、すごく的を射た視点。 特に洋風文化が入ってきて、終戦でリスタートした日本の服飾文化の中で着物にもブームや流行が...

駅ビルに行くとたいてい見かける、きものやまとの社長さんが経済評論家と語る現代きもの論。 アパレルSPAも手掛けていただけに、古代〜現代の着物の歴史や変遷もおさえつつ、すごく的を射た視点。 特に洋風文化が入ってきて、終戦でリスタートした日本の服飾文化の中で着物にもブームや流行があったんだなと言うことがよくわかった。 銘仙やウール、奥様の黒羽織、成人式の振袖、今のゆかた デート。どれも流行。 ミニマルなブティックのような着物ショップや、原宿女子が買いたくなる着物ショップなど、攻めの経営には応援したくなる。 多分、これから、流行で「イベントで着物」が来ると思う。多分カラフルなポリエステルで、首筋はだけてコルセットみたいな。ゴスロリ的な。 あとは、アフタヌーンティーのようなイベントお茶会を流行らせて着物着ましょうと煽るとか。 カブいて上等!

Posted by ブクログ

2020/03/24

わかりにくいと高く売れる、だから消費者から分かりにくくして、高い値段でフォーマル着物を売るというビジネスをやってきた。結果消費者離れを起こし、市場規模は7分の1に。 戦前はきものはファッションだった。戦後はファッションではなくなり、自分の着こなしを考えなくなった。自分の外に正し...

わかりにくいと高く売れる、だから消費者から分かりにくくして、高い値段でフォーマル着物を売るというビジネスをやってきた。結果消費者離れを起こし、市場規模は7分の1に。 戦前はきものはファッションだった。戦後はファッションではなくなり、自分の着こなしを考えなくなった。自分の外に正しい着こなしが存在すると思い込むように。きものに関してだけは、正解不正解という感覚を日本人は持っている。 戦争の時代が転機となった。華美なものはご法度。若い女の子の袖をちょん切る大日本国防婦人会のおばはんも居たそうだ。「空襲に備えてそんな格好でバケツリレーできるか!」ということ。モンペが主流に。 戦後は洋服を増える人が増えたが、それと同じくらいきものも頑張っていた。洋服と同じ勢いできものが売れていた。 理由は二つ ①ミッチーブーム…美智子さまがご成婚の際にきものをお召しになった。→結婚式はきものよね ②東京オリンピックでコンパニオンが振袖を着た 1970年代に転機。日本社会自体が大きく変化した。 オイルショックにより何でもかんでも売れる時代が終わり、選別が始まる。1971年にはニクソンショック→円高→安い輸入衣料も入ってくるように。 きものだけではなく、家電や車でも、カジュアル化・低価格化が進む。 きものはこの流れを無視して、フォーマル・高額商品を売るという戦略ミスを犯した。シニア層のみを相手にして商売をするように。

Posted by ブクログ

2017/03/26

#きもの #着物 #kimono を経済的な数字や商戦略的な(?)ものから分析した本。見た(読んだ)ことの無い切り口の本でした。 でも対談形式だし、新書なので読みやすく持ち歩きやすいから、沢山の人に読んでほしいな、そしてもっと着物を着てほしいなと思います。 「あきない世傳 金と...

#きもの #着物 #kimono を経済的な数字や商戦略的な(?)ものから分析した本。見た(読んだ)ことの無い切り口の本でした。 でも対談形式だし、新書なので読みやすく持ち歩きやすいから、沢山の人に読んでほしいな、そしてもっと着物を着てほしいなと思います。 「あきない世傳 金と銀〈3〉奔流篇」(http://booklog.jp/item/1/4758440689)の中の記述と合致する部分もあって、高田先生流石だな、「あきない世傳」は着物をどう売るかって主人公が趣向を凝らすお話だから、その「あきない世傳」の隣に置いて併売しても面白いかな、その場合私だったらPOPはどう描こうかな、とかそんな可笑しな方向からも楽しかったです。

Posted by ブクログ

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