若者よ、アジアのウミガメとなれ 講演録

加藤順彦(著者)

• 販売会社／発売会社: ゴマブックス
• 発売年月日: 2016/12/01
• JAN: 9784777118564

商品レビュー

2024/01/17

ふと手にした本だったのでか理解するのに時間がかかってしまいましたが、読んでみるとなるほどとなりました。
少子高齢化日本は人口も減り椅子取りゲームが始まっている。まさにその通りだなと。
歳をとり脳が萎縮していまってる高齢者達は新たな挑戦をしなくなるため、若い人がいくら独創的なアイデアで新しい商品や会社を立ち上げようと選択しない。消費しない。
高齢者が多い今の日本で今の若者が会社を立ち上げ、高齢者が作った独占市場に立ち向かうことって本当に凄まじく大変だなと思いました。

海外に出ることは確かに素晴らしいです。私も留学経験があります、島国日本ではなかったか考えが取り入れられます。文化の違い、言葉の壁、島国だからこそ国境を越えれば他の考えに触れられるっといった簡単ではない壁。飛行にや船に乗って考えの違いを体感しないとならない。アジアの海亀になるのはかなり過酷な旅になりますね。でもだからと言って日本いても椅子がない。
いきなり海外で会社を立ち上げろとは言わずとも日本人はもっと海外に出て、いろんな考えや文化に触れて自分の頭と心を育てて行くべきだと本を通して思いました。

2017/05/11

経済社会で生き残るためには、国レベルの成長と衰退を見極めて、成長の波に乗ることが重要なことだとよく分かった。

著者の会社を起こすことに対する感覚が、普通の人と比べて「異常」と表現されているけど同年代の人間として、確かに周りに、こんな人はいなかった。でも、仰っていることは誰よりもマトモで分かりやすい。

海外に出た若者が、成功を経験して日本に帰って、社会を作り変えるくらいのスピリットを持てるように必死に伝える姿に共感。
ウミガメに例えて、1万人に一人でもそういう人を生み出せばば勝ちじゃないだろうか。

2017/04/11

成功の尻馬に乗れ！は正しい。だから縮小傾向の日本を出てシンガポールで成長の波に乗れ、と。ただ、本書の中には「志」とか「世の中の役に立て」とか、そういうセリフは全然出てこない。清々しいほど「儲け話」だけ。エロとか出会いとか、そんなもので稼いでもカネはカネ（とは言ってないが）みたいな価値観を強く感じてしまった。

関係ないけど、今IT業界のリーダー的な奴らって、だいたいQ2で稼いだ連中なんだよな。