商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2016/11/01 |
JAN | 9784532357184 |
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商品レビュー
3.6
9件のお客様レビュー
気鋭のマクロ経済学者・井上智洋さんの著書。氏の新書が面白かったのでもう一冊、ということで選んだ。著者は学会の異端児であり、本書の論述内容もかなりラディカル。そのため、予想される反論を潰すために、論文のような緻密さを持って叙述が進められていく。版元が日経新聞社で入手しやすく、ソフト...
気鋭のマクロ経済学者・井上智洋さんの著書。氏の新書が面白かったのでもう一冊、ということで選んだ。著者は学会の異端児であり、本書の論述内容もかなりラディカル。そのため、予想される反論を潰すために、論文のような緻密さを持って叙述が進められていく。版元が日経新聞社で入手しやすく、ソフトカバーでとっつきやすそうに見えるが、経済学の素養がないと理解できない本だった。私は記述内容を消化するので精一杯。
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貨幣理論とベビーシッター組合の危機。クーポンを配ったら機能しはじめた=貨幣を配ったのと同じ。→貨幣はクーポンと違って将来のために貯めるという選択肢があるから、同様にはならないのではないか。 すでに国債の貨幣化=マネタイゼーションが始まっている。 ゼロ金利経済とプラス金利経済で...
貨幣理論とベビーシッター組合の危機。クーポンを配ったら機能しはじめた=貨幣を配ったのと同じ。→貨幣はクーポンと違って将来のために貯めるという選択肢があるから、同様にはならないのではないか。 すでに国債の貨幣化=マネタイゼーションが始まっている。 ゼロ金利経済とプラス金利経済では異なった性質を持っている。借金を返すものという常識が国では間違っている。 日本には60年償還ルールがある。永久国債化したらどうか ピグー効果=値段が下がると需要が増える(セイの法則と同じ?)しかし現実には需要不足。 貨幣の長期的中立性が影響しているか? 貨幣は短期的には、中立ではない。名目粘着性があるから。 技術的失業は、摩擦的失業だけでなく、短期的には需要不足の失業でもある。これが需要不足を生み出す。 不断の技術進歩によって、つねに摩擦的失業だけでなく需要不足の失業の危機にある。 技術的進歩に見合う貨幣成長がなければデフレになる。 失われた20年の原因は、貨幣成長率低下。 マネーストックとマネタリーベースを混同しないこと。ベースマネーは増やせるが、マネーストックは増やせない。 ゼロ金利では金利で信用創造を促せない=信用創造の罠。 期待インフレ率を上げるという政策=クルーグマンの提唱。 ベンハビブの論文=定位定常状態で需要不足が発生する=デフレの罠=自然利子率が正常でも、ゼロ金利とデフレが永続する。 信用創造の罠から抜けるためにはヘリコプターマネーしかない=貨幣発行益を使う ベーシックインカムとして使う。 貨幣発行自由化論(ハイエク)。しかし発行の分権化は格差を助長する可能性がある。
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経済学者の前提は偽だからどんな結論も真 特にマクロ経済学の前提はほとんどデタラメだから,この本の主張の結論は論理的には真かもしれないが,実際には偽。 例え話(ベビーシッター組合)はそこでしか成立しない前提条件が沢山あるのに,一般化できるわけないだろ。たわけたこと言ってんじゃない...
経済学者の前提は偽だからどんな結論も真 特にマクロ経済学の前提はほとんどデタラメだから,この本の主張の結論は論理的には真かもしれないが,実際には偽。 例え話(ベビーシッター組合)はそこでしか成立しない前提条件が沢山あるのに,一般化できるわけないだろ。たわけたこと言ってんじゃないよ。 『人工知能と経済の未来』もこんなデタラメ本?
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