商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2016/12/20 |
JAN | 9784480804655 |
- 書籍
- 書籍
凍土二人行黒スープ付き
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
凍土二人行黒スープ付き
¥1,650
在庫あり
商品レビュー
4
11件のお客様レビュー
SF風味のファンタジー、短編集。素敵な世界観だった。 一人で生きてきた人が、誰かと出会い、孤独だったと気付く。でも、好きでもない人とつるむくらいなら孤独を選びそうだと感じられる登場人物たちが良かった。特にナガノの近すぎず、遠すぎない距離感がすごく好き。他人に興味はもつけど、深入...
SF風味のファンタジー、短編集。素敵な世界観だった。 一人で生きてきた人が、誰かと出会い、孤独だったと気付く。でも、好きでもない人とつるむくらいなら孤独を選びそうだと感じられる登場人物たちが良かった。特にナガノの近すぎず、遠すぎない距離感がすごく好き。他人に興味はもつけど、深入りはせず、自己開示が苦手な少し不器用なところが良い。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
好きな世界です。ひんやりとして硬質でつるんとしてて、でも黒スープ(たぶん珈琲だとおもってる)の温かさ馨しさを感じます。 人々の交流も描かれるけど、適度な距離が保たれてるのが良い感じ。新しいのか旧いのか、不思議。 雪舟えまさんは歌人なので独特な言葉の選択、漢字の開き方も好みでした。世界観にぴったり。“イエヨミ”という仕事、謎の動植物…登場人物たちの年齢層が上がった長野まゆみ作品のような趣。好きなはずです。 カシワイさんの装画や挿絵も素敵でした。うっとりする本です。装幀、クラフト・エヴィング商會なのか…それは間違いなくうっとりです。手元に置きたい。単行本でも良いけど、文庫にもならないんだろうか……?遠出するときに連れて行きたいお話でした。カシワイさんは絵を紙で見たい画家さんのひとりです。
Posted by
近未来なのかなんなのかの、浮遊感漂うSFちっくな世界。家読みのシガは逃亡クローンのナガノに出会う。リョクはキンに出会い、シールはサバに出会う。ひとりが誰かと出会ってふたりになる。人間、クローン、性別も超えて。かけがえのない偶然。孤独も違いも飛び越えて大きな優しさに包まれるような物...
近未来なのかなんなのかの、浮遊感漂うSFちっくな世界。家読みのシガは逃亡クローンのナガノに出会う。リョクはキンに出会い、シールはサバに出会う。ひとりが誰かと出会ってふたりになる。人間、クローン、性別も超えて。かけがえのない偶然。孤独も違いも飛び越えて大きな優しさに包まれるような物語。
Posted by