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自分の「異常性」に気づかない人たち 病識と否認の心理
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自分の「異常性」に気づかない人たち 病識と否認の心理

西多昌規(著者)

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自分の「異常性」に気づかない人たち 病識と否認の心理

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 草思社
発売年月日 2016/11/01
JAN 9784794222367

自分の「異常性」に気づかない人たち

¥1,430

商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

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2022/10/06

精神科医が精神疾患の患者さんの診察をし、治療していく過程で、患者さんが正常に近づいていく感じがよくわかりました。同時に、病院にかかっても治療が難しいケースもたくさんあるのだな、と当たり前ですが改めて認識しました。

Posted by ブクログ

2021/08/15
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※このレビューにはネタバレを含みます

精神科医・医学博士の西多昌規氏により、『自分の「異常性」に気づかない人達』について書かれた本。 精神科医が診察室で患者を診察する対話形式で綴られている。精神科医視点で何に着目しながら、どんなことに注意して患者と会話しているかが分かるので、変な例えではあるが、精神科医の職場体験のようだな、と感じた。小説のような形で描かれているので、とても読みやすい。 「正常」と「異常」は、言葉だけで見れば明らかに別のものである。しかしながら、深く考え始めると、何が正常で、自分が正常だと考えていることが果たして本当に正常なのか、分からなくなってくる。 精神病ベースで考えると特に難しい。自分が病的な状態にあるかどうかという洞察を「病識」と呼ぶそうだ。例えば、統合失調症になると、「自分をバカにする人の声が聞こえる」幻聴や、「まわりに嫌がらせをされる」被害妄想に襲われる等の症状が現れることがあるそうで。周囲にはそういった幻聴は聞こえず、被害妄想が起きる要因は存在しないので異常に見える。しかしながら、当人にとってはそれらが本当に聞こえ、実際に被害を被っていると思っているので、意に介さない周囲こそが異常に感じられる。 病識と否認の心理はケースによって様々で奥が深く、極めて複雑であると思う。

Posted by ブクログ

2020/07/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大学病院勤務の医師(設定)が、統合失調症、うつ病、双極性障害、自己愛性パーソナリティ障害、認知症、発達障害、境界性パーソナリティ障害のケーススタディを大学病院の人間模様も含めて読ませてくれる。 病識がないということに対して新たな気づきが。自分を守る機能もあるということか。 本の表紙のインパクトが強くて手に取った。

Posted by ブクログ

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