商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2016/11/01 |
JAN | 9784001164138 |
- 書籍
- 児童書
わたしはイザベル
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わたしはイザベル
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
母親に愛されず、ずっといい子を演じてきたイザベル。本を読むこと、物語を書くことが大好きなのに、ずっとその気持ちを押し殺して生きている。ある時、文学部の学生達と知り合ったことで、忘れかけていた「物語が好き」という気持ちを思い出し、いい子を演じない素の自分を思い出していく。 子ども...
母親に愛されず、ずっといい子を演じてきたイザベル。本を読むこと、物語を書くことが大好きなのに、ずっとその気持ちを押し殺して生きている。ある時、文学部の学生達と知り合ったことで、忘れかけていた「物語が好き」という気持ちを思い出し、いい子を演じない素の自分を思い出していく。 子どもの頃に好きだったものを思い出すことは、本来の自分に帰ることなのだと教えてくれる物語。
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小さいころから「今度のお誕生日はプレゼントはありませんよ。」と母親から言われ続けたイザベル。早くに両親をなくしタイプライターとして働き始める。読書を通じて生きていく。 長い間否定され続けてきた人間がどやって「自分はここにいていいんだ」と自分を自分で認められるか。ノーリーン...
小さいころから「今度のお誕生日はプレゼントはありませんよ。」と母親から言われ続けたイザベル。早くに両親をなくしタイプライターとして働き始める。読書を通じて生きていく。 長い間否定され続けてきた人間がどやって「自分はここにいていいんだ」と自分を自分で認められるか。ノーリーンおばの「肝に銘じておきなさい。この世界でなにかを得たいなら、戦ってつかみ取るしかないのよ」は名言。
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『アラスカを追いかけて』と比べると、純文学だなあ、と思う。物語を楽しみたい人には『アラスカ』の方が面白いだろう。 これは、母から虐待を受け、大人になっても社会に馴染めない女性が、「書く」ということに、つまり自分が本当にやりたいことを見つけるまでの物語。読み物として面白くしようとす...
『アラスカを追いかけて』と比べると、純文学だなあ、と思う。物語を楽しみたい人には『アラスカ』の方が面白いだろう。 これは、母から虐待を受け、大人になっても社会に馴染めない女性が、「書く」ということに、つまり自分が本当にやりたいことを見つけるまでの物語。読み物として面白くしようとするなら、もっと虐待部分を繰り返したり、大学生と交流する中には恋愛を盛り込んでも良かったが、著者は面白くしようとは思っていない。「書く」ということを発見した、自分を取り返した、苦いよろこびに至る道を書きたかったのだ。 YAとして出版されているので、10代向けに書かれた青春ものを期待すると、違和感があると思う。大人が、中高生が読むならこう、と考えて書いた本ではない。書き手は若者と同じところに立っている。 そこに価値のある本だと思う。誰でも楽しく読めるとはいかないけど。
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