バルトン先生、明治の日本を駆ける！ 近代化に献身したスコットランド人の物語

稲場紀久雄(著者)

• 販売会社／発売会社: 平凡社
• 発売年月日: 2016/10/01
• JAN: 9784582824834

商品レビュー

2021/03/05

幕末から明治にかけて来日したお雇い外国人の一人、ウィリアム・キニンモンド・バートン。日本の東京帝国大学に招聘された彼は、東京帝国大学工科大学講師兼内務省御雇衛生工師として日本の上下水道整備に奔走することになります。来日する前年に、日本ではコレラが流行しており、早急に整備を求められていました…。整備とともに、育成の分野でも功績を残した彼の人生を追います。また、写真家としての顔もあった彼は、当時の貴重な記録を残しています。
なお、この他にも『明治お雇い外国人とその弟子たち』片野勧／著（新人物往来社）で、日本に尽力した外国人たちを知ることができます。

2021/01/04

後藤新平の師匠と分かった時点でリスペクト。とりまく人の名前がすごい。コナンドイル、ジョン・ミルン、ナイチンゲール？？？、チャールズ・ダーウィン？？？

2020/11/26

日本と世界との関わり、明治の活気が感じられる良書。
コナン・ドイルの有名になる前や福沢諭吉の思想に影響を与えた元ネタがバルトン先生と深く関わりがあることに驚く。
バルトン先生はもちろん優秀だが、日本人もとんでもなく優秀だ。そしてこの時代も常に感染症と戦っている。過ぎ去った昔だが今は身近に感じる。