商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2016/11/18 |
| JAN | 9784087455113 |
- 書籍
- 文庫
岳飛伝(一)
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岳飛伝(一)
¥935
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商品レビュー
4.1
15件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『水滸伝』『楊令伝』から続く長い物語の終着点として、本作は単なる戦記ではなく、腐敗した宋を変えようと立ち上がった梁山泊が遺した「替天行道」という志が、どのように受け継がれていくかを描いた作品。西遼、日本、南方(東南アジア)との交易を含めた梁山泊と宋(南宋)、金国との戦いにひとつの区切りがつき、晁蓋・宋江・楊令が掲げた「替天行道」が、最終的には物流という形で結実していく結末は、実に清々しい読後感だった。 特に印象に残ったのは、湖塞のころから梁山泊を支えてきた史進という一人の武将。 史進率いる梁山泊・赤騎兵が金国総帥・兀朮を討つ場面。 「退がった呼延凌は、目の端になにかを捉えた。赤い色、赤い矢。いや、遠くだ、ずっと遠くだ。肌に、粟が立った。呻き声が出ていた。周囲の者は、まだ気づいていない。」(16巻p362)という一瞬の描写が、映写機のコマ送りのように刹那を描く北方謙三ならではの文体を存分に味わえた。本シリーズを通して何度も感じてきた「北方謙三節」が、最後まで健在だったことも嬉しかった。 初めは一つの志の元で集った梁山泊が数多の戦を経て、個人ごとに少しずつ形の違う志に変わり、そして本作では人ではなく仕組みに宿り未来へ受け継がれるさまを強く感じる作品だった。晁蓋、宋江、楊令という英雄たちは去っていくが、「替天行道」は物流という仕組みとなり、人や国が代わっても世界を動かし続ける。特定の個人に依存するのではなく、誰が担っても価値を提供し続けられる仕組みを目指す営みである。 『岳飛伝』は壮大な大水滸伝シリーズの終幕であると同時に、強く胸に残る何かを与えてくれる本だった。そして、この先には『チンギス記』という新たな世界や、水滸伝より前の『楊家将』『血涙楊家将』が待っている。まだまだ北方謙三の歴史世界は終わらない。
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全17巻読了。水滸伝から始まるシリーズ全51巻、長い旅路でした。 岳飛の視点は、前2作とはまた異なっていて、どう物語が展開していくのか予想できず、ずっと引き込まれっぱなし。
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さぁ、全17巻のスタート。 古い友人に再会する様な気持ちで読み始め、皆と同じ様に亡くしたものの大きさを再確認しています…
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