商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2016/11/07 |
JAN | 9784048925167 |
- 書籍
- 文庫
無明の華
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無明の華
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商品レビュー
3
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マル暴刑事×元殺人犯の893。47歳と35歳の色恋話なので枯れているかと思ったら、すごいエロエロでした… タイトルに華とあるけどそれは見当たらず、一貫して仄暗くバイオレンスな893ものでした。 ストーリーは裏表紙にあるあらすじそのもので、その先には井上センセらしくハードボイルドな真実が隠されています。 狭山の生い立ちがとても痛かったです。そんな彼に同情とも愛情ともつかぬ気持ちを抱く木崎。木崎の男臭さ漂う不器用な愛情が何とも言えずいいのです。 帯にも「誰よりも俺を愛してください」ってあるように、狭山は愛に飢えてる薄幸美人です。かわいそうなんだけど、好きな男の気を引くためにモブに抱かれたり、命を投げ出そうとしたり、ちょっと何考えてるのか心配になってしまう脆さもあわせ持つ35歳ww 木崎も飯塚も、狭山の持つ危うさにほっとけないものを感じたんでしょうね…木崎は狭山と幸せになれそうだし、飯塚も狭山に対し愛憎表裏一体であったものの、最悪な事態には至らず安堵。 エロ的には濃厚だったのですが特化しすぎて、ストーリー的には抗争シーンや組長暗殺に関するシーンが説明のみになっていたのが893ものとしての迫力不足で残念でした。大切な人が殺された時の狭山の喪失感や復讐心をダイレクトに感じられたら、もっと胸を打たれるものがあったんじゃないかと。高島をずっと恋慕してきた理由に、切な系の胸キュンエピソードとか欲しかったです。 あと、飯塚との複雑な関係性も気になりました。飯塚みたいな、歪んだ愛情って実は萌えます。なので、こっちももう少し妄想ネタを補給してもらいたかったような…w なにしろこういうハードな893ものが好きだし、設定も好みだったので色々言っちゃいました…! 木崎は人生経験がある分、狭山の孤独を理解して包み込んでくれそうで良かったです。安心できるラスト。
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