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ミクロストリアと世界史
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ミクロストリアと世界史
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植民地化と奴隷制の正当化 - ビュリの提案: オランダ東インド会社が南アフリカかオーストラリアに移民を送ることを試みるも、労働力不足から奴隷制を正当化。 - 古代の例を引用: ローマ人の土地耕作方法を引き合いに出し、奴隷による労働を正当化。 奴隷に対する偏見の否定 - 奴隷の能...
植民地化と奴隷制の正当化 - ビュリの提案: オランダ東インド会社が南アフリカかオーストラリアに移民を送ることを試みるも、労働力不足から奴隷制を正当化。 - 古代の例を引用: ローマ人の土地耕作方法を引き合いに出し、奴隷による労働を正当化。 奴隷に対する偏見の否定 - 奴隷の能力: ビュリは、奴隷が限られた学習能力しか持たないという考えを拒絶し、実際に多様な技能を持つ奴隷の存在を示す事例を挙げる。 - 文化的表現: ジャワの奴隷が結婚式で楽器を演奏し、舞踊を得意とすることを述べ、奴隷の文化的能力を強調。 聖書と政治的解釈 - 旧約聖書の引用: ビュリは聖書の引用ではなく、世俗的な先例を用いて奴隷制を正当化する理由を探る。 - カナン征服の解釈: カナンの征服が現代の政治的論争において象徴的な意味を持つことについての議論。 ヨーロッパによる植民地化の不正義 - 植民地化への異議: ヨーロッパ人が土地を占有することの正当性についての批判が存在し、ビュリはそれに対し神の所有権を主張。 - 土地の所有権: 神が土地の所有権を持ち、人間はその使用権しか持たないとの観点から、土地の占有を正当化。 哲学的背景と影響 - ジョン・ロックの影響: ビュリがロックの「統治論」に触発され、所有権と労働に基づく正当性を強調。 - 宗教的な権威と経済の関係: ヴェーバーとマルクスの議論を通じて、宗教と資本主義の倫理についての相互作用を考察。 ヴェーバーとマルクスの対比 - プロテスタンティズムの倫理: ヴェーバーの議論がマルクス主義とどのように対立し、また同時にどのように関連しているかを探求。 - 歴史的現実の理解: 歴史を理解するための方法論としての「理念型」の重要性を強調。
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著者一流の事例研究への信念に触れられる。どの論文から読んでも、いまと歴史の関わり、そして近代を形づくるものについて考えさせられる。
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