商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ミネルヴァ書房 |
発売年月日 | 2016/09/01 |
JAN | 9784623078202 |
- 書籍
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護良親王
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護良親王
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鎌倉幕府を倒す為、誰よりも頑張った護良親王。六波羅探題と一進一退の攻防を繰り広げる姿は熱い。しかし、皆が称えたのは、足利尊氏であり、父である後醍醐天皇も、彼より尊氏を称えた。 天台座主となるものの、仏の道に励まず、ひたすら武芸と兵法に勤しんだ彼。当時、仏の世界には承久の乱で敗者と...
鎌倉幕府を倒す為、誰よりも頑張った護良親王。六波羅探題と一進一退の攻防を繰り広げる姿は熱い。しかし、皆が称えたのは、足利尊氏であり、父である後醍醐天皇も、彼より尊氏を称えた。 天台座主となるものの、仏の道に励まず、ひたすら武芸と兵法に勤しんだ彼。当時、仏の世界には承久の乱で敗者となった者達の子孫が多く含まれ、幕府に対する怨念のようなモノが渦巻いていて、どっぷり浸かっている。 ただ、護良親王は戦力となる者達、まっすぐ過ぎる性格。二つの弱点を持っている。僧兵、武器商人も兼ねる御家人、武装住民を含む悪党では、倒幕後の権力争いを勝ち抜く事が厳しい。父は仏門に戻そうとするが、そういう生き方を望んでいない人物なので、争いから降りるわけにもいかない。 盟友・楠木正成、彼らと共に戦った赤松氏、父や祖父(後醍醐天皇)のように”利用出来る者は誰でも利用する”スタイルが仇となった子・興良親王についても紙面が割かれていて、詳しく知る事が出来た。
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鎌倉幕府倒幕に功ありながら非業の最期を遂げた皇子の評伝。倒幕に至るまでの経緯、政治的な立ち位置など、読むほどにその最期は歴史の必然だったのではと思えてくる。近年提示されている学説と比較して読むのも面白い。
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