商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2016/10/18 |
| JAN | 9784091274045 |
- コミック
- 小学館
双亡亭壊すべし(第二巻)
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双亡亭壊すべし(第二巻)
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商品レビュー
4
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双亡亭破壊作戦。 248億の報奨金目当てに説明会にくるも、屋敷のおぞましさに辞退者ばかり。作戦に参加するのは、アウグスト博士をリーダーとする超常研究者グループ、刀巫覡・柘植紅、修験者・朽目洋二、心霊能力者・鬼離田姉妹という面々。対超常現象のプロに混じって凧葉もいます。 突入後、...
双亡亭破壊作戦。 248億の報奨金目当てに説明会にくるも、屋敷のおぞましさに辞退者ばかり。作戦に参加するのは、アウグスト博士をリーダーとする超常研究者グループ、刀巫覡・柘植紅、修験者・朽目洋二、心霊能力者・鬼離田姉妹という面々。対超常現象のプロに混じって凧葉もいます。 突入後、まずは屋敷の異様さがお目見え。そして、出迎えたのは双亡亭に取り込まれて変化したかつての侵入者。 人であるけど、人でなくなってしまったものを、それぞれの技で撃退する紅たち。 彼女たちの実力であれば、破壊作戦もうまくいくのでは?と思った次の瞬間。 自分の肖像画に目を向け。 伸びてきた手にひきずりこまれる。 破壊したいというこちらの思惑なんて歯牙にもかけない。 双亡亭の前ではプロだろうがなんであろうが関係なく、入ってきたものは飲み込むだけ。 圧倒的な存在感。 前で、じゃなくて中で、か。
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異能集団が結集して、双亡亭討伐作戦スタート。 絶対にチームワークなんてあり得なさそうな集団を相手に、 ますます双亡亭はホーンテッドハウス感を増していきます。 まだまだ序盤、これからどうなるのか楽しみです。 時々出てくる「ぎゃらぎゃらぎゃら…」という笑い声の狂気がすごい(@@;。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
悪意と怪異の巣窟・双亡亭を壊さんと異能者たちが集う第二巻である。 この巻では巻頭に、政府の説明会で集う異能者たちが描かれていて、いよいよ双亡亭を壊すべく物語が動き始めている。 その脇を固めるのが緑朗と青一の二人の総理との会談だろう。双亡亭の闇を説明する総理と同期するように、物語は暗澹たる壊滅へと向かっている。 それにしても、実にスマートな物語運びだと思う。 集まった異能者たち、それは堕落した修験者であったり、米国の調査チームであったり、あるいは全てを見通す占い師三姉妹であったりするのだが、そんな彼らを緑郎の姉・紅や凧葉の視点を通すことで、彼らの儚い運命を予見している。 その上で、とり憑かれた人々との攻防を描くことで、彼らの退魔の能力の高さを見せつけた。 だからこそ、物語巻末における壊滅の模様は実にスマートに我々に「バカな……はやすぎる……」という感慨を催させるのである。 異能者たちのキャラの差別化や、青一を守る緑朗の覚悟など、随所にストーリーテリングの巧みさが光っている。 この巻も続いて星五つで評価したい。物語上での各所のインパクトというより、ダイナミズムで魅せていただいた一巻だった。
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