金魚たちの放課後

河合二湖(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 2016/09/01
• JAN: 9784092897519

商品レビュー

2024/10/14

　友だちが読んでいて面白かったとのことだから私も読んでみた。この話は2つに分かれていて1つ目は生き物を育てるのが苦手な少年が主人公。もう一つは同じ町の転勤族の女の子の話。共通しているテーマは「金魚」
　特に心に刺さったのは2つ目の話、サヨナラ・シンドローム
蓮実と花音のその後が気になる。引っ越したあとも友情がつづけばいいな。永遠にずっとそばにいる人なんてどこにもいないかもだけど少しでも長い時間、大切な友情が続けばいいなと思った。

2024/08/14

二部作になっていた。
一部はきちんと世話をしているはずなのに次々と飼っているものが亡くなってしまう死神の手で悩む主人公
子供の頃、多くの人が経験しているであろう。。
そして同級生の女の子は転勤により大切にしていた金魚とお別れする事に。
友達との別れもあり、将来再会する事があればどんな会話をするのだろう、まだ金魚畑が残っているといいなと思った

2023/08/30

6年。真面目なのに生き物を上手く育てられないことへの周りへの妬みや自分への不安を持つ少年と、転勤族の親を持ち、変わらない存在の金魚を連れて行こうとする少女のお話。文学的で、淡々と不安感やネガティブさが見える中で、金魚に想いをかける姿で子どもながらに持つ繊細な心を描く。