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青山文平(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川春樹事務所
発売年月日 2016/09/01
JAN 9784758412926

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商品レビュー

3.7

9件のお客様レビュー

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2024/09/16

恋愛小説でした。 惚れるってこんな感じなんだな。 そして、女の腹の座り方は男を超えるね。 というか、男の決め処と女のそれは違う。 青山文平の小説は近代的な思考をする人物たちで成り立っているといつも思う。 そして、江戸時代の社会構造が学べるのも楽しみのひとつ。 今回も惚れてしまう漢...

恋愛小説でした。 惚れるってこんな感じなんだな。 そして、女の腹の座り方は男を超えるね。 というか、男の決め処と女のそれは違う。 青山文平の小説は近代的な思考をする人物たちで成り立っているといつも思う。 そして、江戸時代の社会構造が学べるのも楽しみのひとつ。 今回も惚れてしまう漢でした〜。

Posted by ブクログ

2018/04/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

名子として生まれた男が武士となり身を立てようとするが、調査に赴いた村で自分のすべきことを発見する。妻は妻で名子としての自分が夫の足かせになっていることを悩み、夫のために離縁を決意するが… 自分が最初に思ってたのとは全く違う方向に流れていく物語、でも読ませる。 あと、この人の小説はどれも「はー、そんな武士には職業やしがらみあるのね」ってことが書かれてて面白い

Posted by ブクログ

2017/07/17

小説において、セリフとセリフの間の描写が多すぎると、リズム感が失われますが、その描写が巧みであるほど、次のセリフの深みが増すという効果が存分に感じられる文体と思いました。 青山文平の二冊目でしたが、ボクは青山文平にハマりつつあることに気づきました。 ボクのような現代人にも、す...

小説において、セリフとセリフの間の描写が多すぎると、リズム感が失われますが、その描写が巧みであるほど、次のセリフの深みが増すという効果が存分に感じられる文体と思いました。 青山文平の二冊目でしたが、ボクは青山文平にハマりつつあることに気づきました。 ボクのような現代人にも、すっと物語に入っていけるのは、時代背景が想像しやすい描写ということもありますが、登場人物の心理が砕いて描かれているからではないかと感じました。 激烈な感動はありませんが、終盤心が揺り動かされる感触がありました。 夫婦であっても、互いの心の奥深くを理解しあうことは難しいのだと思いましたが、互いの向く方向が同じであれば、次第に理解は深まるのだとも思いました。 間違って認識していても、向かうべき方向がブレなければ、いずれ真実に当たるのだと思わされました。 青山文平を引き続いて読んでいこうと思いました。

Posted by ブクログ