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不平等論
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不平等論
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商品レビュー
3.5
8件のお客様レビュー
前著『ウンコな議論』で気になっていた著者でしたが、屁理屈満載で楽しめた反面、分かりづらい表現や論理展開が多く、なんだか煙に巻かれたような印象の読後感でした。 「不平等であること」が悪いのではなく、その結果として表れている「貧困状態」が改善されるべき課題である。生活状況や理想とす...
前著『ウンコな議論』で気になっていた著者でしたが、屁理屈満載で楽しめた反面、分かりづらい表現や論理展開が多く、なんだか煙に巻かれたような印象の読後感でした。 「不平等であること」が悪いのではなく、その結果として表れている「貧困状態」が改善されるべき課題である。生活状況や理想とする暮らしは個々人でことなり、仮に経済的な不平等状態にあったとしても精神的満足を覚えることも考えられるし、その場合は「不平等」であることは問題ではない。 ⇒他人と比べるのではなく、自分のあり様を見つめることが大切である。 「平等である」ことは必ずしも道徳的に求められる本質ではない。例えば10人にケーキを十等分することは「当たり前」とみなされており、等分しない場合には「なぜ等分しないのか(不平等な分け方をしたのか)」を説明する必要がある、と考えられている。だが、平等に等分することには「他人に対して経緯を持って接する」という括弧たり理由がある。 これらの論理は説得力があるようにも思えますが、解説で訳者が述べている通り、やはり現実には即していないようにも思います。 思考訓練にはなる一冊ですが、この本を読んで自身の主義主張が大きく変わった! ということは起こりにくいのかな、と思います。
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シンプルだが面白い議論。 平等主義を適用せざるを得ないことが多いのは、個別性の把握が稀なことであるから。また、自己認識を妨げるにしても、平等主義の選択を個人のニーズとして認めざるをえないという点にもある。
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不平等の是正そのものに意味はない、というには同意できるけれど、ただその結論に意味があるとも思えない。 解説と合わせて読みたい本。
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