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〈わたし〉は脳に操られているのか 意識がアルゴリズムで解けないわけ
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〈わたし〉は脳に操られているのか 意識がアルゴリズムで解けないわけ

エリエザー・スタンバーグ(著者), 大田直子(訳者)

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〈わたし〉は脳に操られているのか 意識がアルゴリズムで解けないわけ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 インターシフト
発売年月日 2016/09/05
JAN 9784772695527

〈わたし〉は脳に操られているのか

¥2,530

商品レビュー

3.3

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2024/02/12

第15章 著者は決定論的アルゴリズムについて考える際に、最初に決めた公式をそのまま使い続ける、不変性を前提としている。しかし、アルゴリズムといえど、経験をアルゴリズムの式に盛り込むことは可能ではないか?ディープラーニングのように、アルゴリズムであっても学習は可能なはずだ。そして、...

第15章 著者は決定論的アルゴリズムについて考える際に、最初に決めた公式をそのまま使い続ける、不変性を前提としている。しかし、アルゴリズムといえど、経験をアルゴリズムの式に盛り込むことは可能ではないか?ディープラーニングのように、アルゴリズムであっても学習は可能なはずだ。そして、経験を式に盛り込むことは決定論的には破綻しない。なぜなら、その経験のもとになった出来事も、決定されていることだからだ。この点を考慮していない。 4枚カード問題について、著者はビールなどに変えると正答率が上がることは、経験に頼ることの実例であり、数学的アルゴリズムならばどちらの提示法でも正答率は変わらないと述べている。しかし、それはどちらの提示法についてもアルゴリズムが完全な理解をすることを前提としている。この前提は誤りである。なぜなら、脳の能力があるからだ。これも決定論を破綻させはしない。脳の能力が有限であり、個人差があることは誰が見ても明らかだ。しかし、その限界があることによって、イコール自由意志があるとはならないからだ。

Posted by ブクログ

2022/03/02

実に平易に書かれた本だと思う。私自身、自分の「自由意志」をどこまで信頼していいのか考えていたので(多分この「自由」を根源的に疑い抜く態度はスピノザ/國分功一郎的な発想ではないか、と当て推量で書いてみる)、タイムリーに刺激的な議論を紹介したものとして受け取れた。日常と地続きで考えを...

実に平易に書かれた本だと思う。私自身、自分の「自由意志」をどこまで信頼していいのか考えていたので(多分この「自由」を根源的に疑い抜く態度はスピノザ/國分功一郎的な発想ではないか、と当て推量で書いてみる)、タイムリーに刺激的な議論を紹介したものとして受け取れた。日常と地続きで考えを深めることができる、そのいい意味での「下品ではない俗っぽさ」に惹かれる(例えば、薬で精神/脳を調整することは「自由意志」にどう影響を与えるのか考えさせられる)。そして、最後に私たち人間存在全てに希望を与える結論で閉じているのもいい

Posted by ブクログ

2022/02/07

人を殺したのは脳のせい? 意志はころがり落ちる石なのか 二つの対立する答え 頭のなかの嵐 抑えられない衝動 神経科学者の見解は間違っている 理性は情動に依存する 決断の引き金が明らかに マジシャンとしての脳 心や体の動きを予測する 人間はプログラムされたマシンか 悪徳の種が脳に植...

人を殺したのは脳のせい? 意志はころがり落ちる石なのか 二つの対立する答え 頭のなかの嵐 抑えられない衝動 神経科学者の見解は間違っている 理性は情動に依存する 決断の引き金が明らかに マジシャンとしての脳 心や体の動きを予測する 人間はプログラムされたマシンか 悪徳の種が脳に植えられている? 倫理の終わり 意識の深さを探る アルゴリズムは「限りのない問題」を解けない 内面世界を意識的に旅する 道徳的行為主体はいかに生まれるのか 心の宮殿

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