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中国の論理 歴史から解き明かす 中公新書2392
902円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2016/08/01 |
JAN | 9784121023926 |
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中国の論理
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中国の論理
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商品レビュー
3.9
19件のお客様レビュー
中国人の考え方を探るための入りが儒教。 史記や正史などが出てくるけど、そういった歴史的書物の微妙な違いや位置付け、定義などを読み誤ると置いてけぼりになる...。 中国人と円滑に接するために、そういう考えのアプローチの仕方もあると思っておくことにする。 学者的なアプローチ。 考えて...
中国人の考え方を探るための入りが儒教。 史記や正史などが出てくるけど、そういった歴史的書物の微妙な違いや位置付け、定義などを読み誤ると置いてけぼりになる...。 中国人と円滑に接するために、そういう考えのアプローチの仕方もあると思っておくことにする。 学者的なアプローチ。 考えてから行動するタイプに向いている本。
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中華思想の源流が孔子の教えにあること、史書や科挙を通じてより強固かつ偏狭に固められたこと。非常に納得感のある解説。
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漢字を使い、その他文化も一見日本に似ているように見える中国だが、実際は全く違う論理をもとに動く国である。その論理を歴史から解き明かそうというもの。 まずは史学から始まる。儒教は諸子百家の一つだったが前漢時代に勢力を広げて一種の国教となった 中庸を重んじるように常識的であるため、一...
漢字を使い、その他文化も一見日本に似ているように見える中国だが、実際は全く違う論理をもとに動く国である。その論理を歴史から解き明かそうというもの。 まずは史学から始まる。儒教は諸子百家の一つだったが前漢時代に勢力を広げて一種の国教となった 中庸を重んじるように常識的であるため、一定以上の合理主義が育たない。そして自分を中心に上下関係で外界を整理する思想となり、平等といった概念が希薄となった。また、思想の具体例となる史学から正統といった観念が生まれ、例えば偽満洲国といった呼び方をするなど、建前が史実を動かすパワーを持ちうる。 前漢からの安定した400年間の間に貧富の差や身分が生まれ、貴族制となったが、宋代以降、君主独裁・官僚制が生まれ、士大夫が成立した。科挙に受かった彼らは庶民に対して優越感を抱き、士と庶に隔たりが生まれた。 清朝時代の西洋との外交や条約は、実現できない攘夷にかわる撫夷だった。日本人は明治維新の辿ったコースが正当で当たり前と考えがちだが、中国は条件が違うので、それが当たり前ではない。中体西用や附会と称する歴史過程があった。その後日本での漢語での西洋の概念の訳語が、経書などから離れての思考を促した。
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