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眠れる森の美女にコーヒーを
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眠れる森の美女にコーヒーを
¥1,320
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商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シリーズ第14弾。 随分長く読んでいるのは、コージーにしては(失礼)長期化してもミステリーの筋はしっかりしているから。 なんだけど、今回はさすがにちょっと荒唐無稽?みたいな設定もあったかな。 まあその辺りがコージーなる所以というか。 でも愛すべきキャラが沢山いて、毎回新しいレギュラーメンバーが増えていく感じもあって、やっぱり次も読むであろう。
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久々に満足のいく面白さだった。 シリーズ14巻目。1巻目が翻訳されたのは2006年のことだから、短くない付き合いである。 しかし、いつの頃からか、面白さが落ちてきたように感じていた。 主人公が、スーパー過ぎるのである。 コーヒーショップのマネジャーなのだから、コーヒーに詳し...
久々に満足のいく面白さだった。 シリーズ14巻目。1巻目が翻訳されたのは2006年のことだから、短くない付き合いである。 しかし、いつの頃からか、面白さが落ちてきたように感じていた。 主人公が、スーパー過ぎるのである。 コーヒーショップのマネジャーなのだから、コーヒーに詳しくうるさいのはいい。 けれども、アートに詳しく、料理にも詳しく、恋愛にも一家言あり、ニューヨークの街と歴史を語れ、 人々から一目おかれ、信頼され、人脈に恵まれ、妙にもてて、 コスプレと潜入をし、鋭い直感を元に、毎度毎度殺人事件を解決するというのは、万能すぎやしないかと。 そんな私の疑問煩悶に応えてくれたように、今回、著者は開き直りのような手に出た。 『ニューヨークの街を舞台におとぎ話をテーマとしたおとぎ話仕立てのミステリの構想を練りました。』 まえがきで堂々の宣言である。 なるほどおとぎ話なのだから、主人公がスーパーでちょうどよいのである。 不思議な能力の数々に恵まれていないと、不自然だ。 話自体はミステリである。ちゃんと事件がある。犯人を捜さなくてはならない。 演出はおとぎ話である。ニューヨークという魔法じみた街を、冒険して謎を解いていくのだ。 それにしても、考えてみれば、主人公がスーパーすぎることに、なぜ違和感をおぼえたのだろう? 変装、潜入捜査、心強いサポートたち、いろいろな方面にえらく詳しい、妙にもてる、アマチュア探偵・・・・・・ 男性だったら、たくさんいるのだ。 本職は神父、ラビ、心理学者、作家、医者、記者、独身貴族、既婚貴族、執事、給仕 etc.etc.etc...... ここに、コーヒー店のマネジャーがいたって、ちっともおかしくない! つまりは、スーパーな主人公が女性だから違和感を覚えたということだろう。 ウカツなことだ。 そんな自分に気付かされた1冊だった。 ともあれ話は、いや物語はというべきか、満足いく面白さだった。 シリーズを読み続けたことを悔いることなく、これからも迷いなく続きを読んでいける。 よかった。
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魔法のコーヒーで不思議なシーンが出てきて、いつもと少し違った雰囲気の今回。 「秋のおとぎ話フェスティバル」という催しが開催される中、森で若い娘が倒れているのが発見される。その後、その娘の友人が遺体となって見つかった。 容疑者として逮捕されたのは、クレアの元夫マテオ。 元夫の容疑...
魔法のコーヒーで不思議なシーンが出てきて、いつもと少し違った雰囲気の今回。 「秋のおとぎ話フェスティバル」という催しが開催される中、森で若い娘が倒れているのが発見される。その後、その娘の友人が遺体となって見つかった。 容疑者として逮捕されたのは、クレアの元夫マテオ。 元夫の容疑を晴らそうとクレアは奔走する。 出てくるお菓子も、コーヒーを飲んで見る夢も、おとぎ話がテーマになっていて面白い。 エスターと共にクレアの恋も新たな段階に進みそうで、それも楽しみです。
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