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革新自治体 熱狂と挫折に何を学ぶか 中公新書2385
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革新自治体 熱狂と挫折に何を学ぶか 中公新書2385

岡田一郎(著者)

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革新自治体 熱狂と挫折に何を学ぶか 中公新書2385

858

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2016/07/01
JAN 9784121023858

革新自治体

¥858

商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2020/05/13

維新の会や都民ファーストの会などよりもはるかに昔、地方政治から中央政治を変えるなどという動きが現実味を帯びた時代の物語。往時の興奮と挫折から学ぶことは多い。 有名な美濃部都知事の「住民が一人でも反対するならば橋は建設しない」という言葉は、差し替え前の言葉が誤って広まってしまったこ...

維新の会や都民ファーストの会などよりもはるかに昔、地方政治から中央政治を変えるなどという動きが現実味を帯びた時代の物語。往時の興奮と挫折から学ぶことは多い。 有名な美濃部都知事の「住民が一人でも反対するならば橋は建設しない」という言葉は、差し替え前の言葉が誤って広まってしまったこと。当時でも誤って受け取られてしまったのだから、数十年の年月を経た我々が知る言葉のどこまでが確かなものなのか。 (政治的な話も感じるところがありましたが、立場によって受け取り方が違うでしょうからその点の感想は割愛します。)

Posted by ブクログ

2018/09/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 江田三郎の評価に、この筆者の立場がよく現れている。  革新首長といっても、完全に、共産党系の人は稀。  社会民主主義政党が、日本では定着しなかったのはなぜなのか。その理解のための補助線になる一冊。  

Posted by ブクログ

2016/12/11

美濃部亮吉都政をはじめ、1960~70年代に脚光を浴びた「革新自治体」について、その台頭の背景から政治的取組までを振り返り、その功罪を検証することで、今日の地方自治制度への示唆を探っている。革新自治体という切り口で、日本社会党、日本共産党を中心とした戦後の革新陣営の政治史が浮き彫...

美濃部亮吉都政をはじめ、1960~70年代に脚光を浴びた「革新自治体」について、その台頭の背景から政治的取組までを振り返り、その功罪を検証することで、今日の地方自治制度への示唆を探っている。革新自治体という切り口で、日本社会党、日本共産党を中心とした戦後の革新陣営の政治史が浮き彫りになっている。一方で、革新自治体で行われた政策がどのようなものだったのかという点の記述はやや薄く感じた。 革新自治体の盛衰の鍵を握っていたのが中道勢力であったこと、それにもかかわらず革新勢力(特に社会党左派)に自らへの過信があったこと、革新勢力内の内部抗争が革新自治体の終焉を招いた要因であったことなど、革新自治体をめぐる政治構造がよくわかった。それらは現在の野党にとっても教訓となる内容であると感じた。 革新自治体の存在により、公害など高度経済成長によるひずみの解消が進んだという面は確かにあるし、財政破綻を招いたというのが革新自治体に共通する問題というわけではなかったということも理解した。一方で、革新自治体が首長任せの有権者の性質を変えられず、むしろ促進したとさえ言えるという筆者の指摘は、現在の地方自治や政治全般にも通ずる大きな問題点であると感じた。

Posted by ブクログ

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