商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春秋社 |
発売年月日 | 2016/07/01 |
JAN | 9784393366417 |
- 書籍
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家族のゆくえは金しだい
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家族のゆくえは金しだい
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商品レビュー
3.9
12件のお客様レビュー
為になるけど救いがたい。これが日本の現実と思うと暗くなる。政治はこの30年何をしてたんだ?と怒りがこみ上げます
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お金を出さない=愛情がないという資本主義社会の論理が家族に適用していることや、父親の努力こそが人生の基本という思考が自分の豊かさもあり後ろめたさがあることなど、気をつけないといけない思考の背景が客観視できた。様々な事例も時代背景、関係性の背景など、参考になった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とても面白かった。 依存症になることを可能にしたのは何か。 依存症の継続は何によって支えられているか。 という捉え方(イネーブリングenabling) 特殊詐欺集団が最初に目をつけたのは「親子の情」。 父親たちへのグループカウンセリング 「子供が困ればお金を出すというのは社会の常識です。不況の中、親くらいは援助してやろうと考えることはむしろ「温かい親心」の発露だったのです。 一方で、新しい視点を提示してみましょう。愛情を示すこととお金を出すことは必ずしも一致しません。「あなたを大事に思ってるけど、お金は出せません」とはっきり伝えることが重要になる場合もあるのです。 親のお金によって、成人した子供が自分の行為の責任を取らずに済むことは多々あります。親のお金で暮らすことができれば、人間関係をつくる努力をしなくてもなんとかなります。」 家族を巡るキーワードは、絆や愛情ではない。お金と権力。この2つの視点を持たないと、家族の様々な問題は見えてこない。 ■同じ明治時代でも、初期と日清戦争後では家族に対する考え方も大きく異なる。家父長制の完備(明治5年)で、男と女の地位は大きく変わった。メガネは時代によって大きく変わる。 ■方向性は2つ。1つは、諦めて子供の言いなりになる方向(親の子殺しがいくら起ころうが、多数派に支持される)。もう1つは、親が子供(成人)と距離を取ること。 ■家族は歴史的につくられたのもの。なら、変えることができる。 ■よかれと思ってやった行為が、〇〇(飲酒等)を促してしまう。動機における善意や愛情が、結果として相手を窮地に陥れるというパラドクスを生み出す。それがイネーブリング。
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