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消えるコトバ消えないコトバ
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消えるコトバ消えないコトバ

外山滋比古(著者)

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消えるコトバ消えないコトバ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2016/07/01
JAN 9784569831091

消えるコトバ消えないコトバ

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商品レビュー

3.2

6件のお客様レビュー

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2024/05/23

主観的思考(インサイダー)になりがちな現代人が、客観的思考(アウトサイダー)を持つためのヒントについて書かれています。 特に日本は情緒的と言われており、インサイダーになりがち。物理的に距離が近いとインサイダーに寄ってしまう。ここがポイント。 インサイダー寄りになってしまった時は旅...

主観的思考(インサイダー)になりがちな現代人が、客観的思考(アウトサイダー)を持つためのヒントについて書かれています。 特に日本は情緒的と言われており、インサイダーになりがち。物理的に距離が近いとインサイダーに寄ってしまう。ここがポイント。 インサイダー寄りになってしまった時は旅に出ると客観的な視点を持ちアウトサイダーになれる。 また、伝記は本人に近い人ではなく、一回しか会ったことがないような人が後世に残るものを書く。アウトサイダーの視点が大事。 外国文学を勉強するのに留学は必要ない。平安朝の文学を研究するのに平安時代に留学する必要がないのと同じ。日本にいるから海外文学なのだ。 さて、気になるのがタイトル『消えるコトバ・消えないコトバ』。思考の話だと思ったら、この本はアウトサイダー言語と文化の本だったもよう。 エピローグに「昔話のような古典はアウトサイダースタイルだ」ということが書いてあります。当事者主観的文体よりも、超個性的アウトサイダー表現のほうが消滅しにくく歴史に残ると。 『桃太郎』のムカシムカシ...の口上を例にあげていましたが、ナルホド個人や場所が一切特定できないつくりになっています。これが古典スタイル。 古典スタイルは当事者が身近な話をするときにマネすることもできる。ゴシップ話や風俗小説ではこうはいかない。だからおとぎ話は後の世に生きる。こういうわけですね。 「桃太郎」のモモを「遠くから来た嫁」としてスピーチした例も面白かったです。 読みやすいけどところどころ難しくて理解がなかなか追いつかない章もありました。またじっくり読んでみたいです。

Posted by ブクログ

2022/05/03

 「思考の整理学」で有名な外山滋比古によるエッセー。思考の整理学よりも内容は簡単であり、文字も大きいため、外山滋比古の考えの一端を知るにはいい。  客観的思考(アウトサイダー思考)と主観的思考(インサイダー思考回路)の違いを、昔話のモモタロウの例などを挙げながらわかりやすく説明し...

 「思考の整理学」で有名な外山滋比古によるエッセー。思考の整理学よりも内容は簡単であり、文字も大きいため、外山滋比古の考えの一端を知るにはいい。  客観的思考(アウトサイダー思考)と主観的思考(インサイダー思考回路)の違いを、昔話のモモタロウの例などを挙げながらわかりやすく説明している。  確かに近くにいるからこそ、見えないことが家族や会社や組織、果ては自分自身といったものが多々あるように思える。自分のことが一番理解しているというのは、本当に烏滸がましいことであると思わされた。  勿論主観的思考で、物事はうまくいく時や、人とのやりとりで正しい時もあろう。しかし気づいたら主観的に偏りがちな自分を戒める意味でも、アウトサイダー的なバランスを保つ必要があるのではなかろうか。  個人的には『消えるコトバ 消えないコトバ』という表題は、あまりに婉曲的であるなあと思われた。

Posted by ブクログ

2020/07/08

ずっと「アウトサイダー」「インサイダー」の話。 アウトサイダーは、責任が無くて気軽・発見ができるから、人は旅をする。伝統はインサイダーによってつくられる。etcなるほどなっていうところもあるけど、中身が薄くて物足りない感じ。

Posted by ブクログ

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