商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩崎書店 |
発売年月日 | 2016/06/01 |
JAN | 9784265079131 |
- 書籍
- 児童書
死ってなんだろう。死はすべての終わりなの?
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
死ってなんだろう。死はすべての終わりなの?
¥1,430
在庫あり
商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
「死ぬのが怖い。死んだらどうなる?」と毎晩のように聞いてくる息子のために借りてきた一冊。この本を読んだらますます怖くなるからと読みたがらないので代わりに一読。 死はどんな人にも避けることができないし、死後どうなるかという問いに正解できる人もいないからこそ、誰にとっても少なからず...
「死ぬのが怖い。死んだらどうなる?」と毎晩のように聞いてくる息子のために借りてきた一冊。この本を読んだらますます怖くなるからと読みたがらないので代わりに一読。 死はどんな人にも避けることができないし、死後どうなるかという問いに正解できる人もいないからこそ、誰にとっても少なからず怖いものだと思う。 死後の世界があると約束することはできないが、人は魂が不死であると信じて生きたほうがいいと、プラトンは説いたそう。もしそうでなくても、身体が求める喜びや心地よさばかりにこだわらず生きることができるから。 息子も死んだら身体が無くなることよりも魂や思考が無くなることが怖いらしい。確かに魂が不死だと信じることで、必要以上に死を怖がらずに今を大事にして生きていけるのかも知れない。 モンテーニュは、わたしたちが生きている限り死は存在しないから、死への恐怖とは想像が生みだしたものに過ぎないが、死への考えをずっと心にとどめ、考えておくことで死を身近なものにして、恐怖を感じないまでに慣れていくと良い、としたそう。 死ぬのは怖いし、死んだ後にどうなるかは考えたところで絶対分からないけど、それを考えないように無理やり押さえ込む必要は無い。闇雲に死をただ怖がるだけじゃなく色々考えながら、自分が生まれて死ぬまでの短い人生の間でどう生きていきたいか、どうすれば最大限に生ききれるかを考えていければいいなと思う。
Posted by
毎日の生活では、たくさんやることがあるし、やるべきことがある。またやりたいこと、頑張ること、頑張りたいこと、達成したいこともある。さらに、生きているとめんどくさいことも、苦しみも、悲しみもある。どれだけ、喜びを味わったって、何かを頑張ったって、知識を得たからって、苦しんだからって...
毎日の生活では、たくさんやることがあるし、やるべきことがある。またやりたいこと、頑張ること、頑張りたいこと、達成したいこともある。さらに、生きているとめんどくさいことも、苦しみも、悲しみもある。どれだけ、喜びを味わったって、何かを頑張ったって、知識を得たからって、苦しんだからっていずれは死ぬ。もし、死ぬことに対して、ネガティブに、ニヒル的に、悲観的に考えてしたら、毎日の生は無意味だと、頑張る必要はないと、生きる活力を奪われてしまう。 だからこそ、強く、精力的に生きるには、死について自分に最も近いところで考えるべきだと思ったし、死に対する解釈を持っておく必要があると思った。 生のある到達点である、死を意識しないと、この大きな海のような人生どう生きれば良いか、わからなくなるし、手持ち無沙汰、海の中で頑張って浮かぼうと足をばたつかせているような、不安定な気持ちになる。 しかし、人間も自然の一部であり、宇宙の中の一つの生命体であって、他の生物が死ぬのと同様に、人間も自然の法則によって死ぬのに、なぜ人は死ぬまいと、逆らったり、永遠の命を望むのだろう。 なんか不自然。 あと、人間はなぜ墓を作るのかという疑問について考えるのはとても面白いと思った。 墓を作る=動物とは反対に、命あるものは全て死ぬという自然の法則に抗って、死者とのつながりを持ち続けようとする。 人を悼むということは、死を受け入れることであり、同時に拒否することでもある。 人類をかたちづくるのは、生者よりも死者だ。by オーギュスト・コント(フランスの哲学者、それまでの神学や哲学を中身がないものと批判して実証主義を説いた) 古代ギリシャは死を悲観的に、悲劇的に捉えていたのも興味深い。 死について、分かることも出来ないし、理解をすることは不可能だけれど、それにどう向き合うか熟考し、自分なりに解釈し、向き合い続けていく行為が重要。 福音書:新約聖書におさめられたイエス・キリストの行動やことばを伝える文書。マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つ。 世界最古の叙事詩: ギルガメッシュ叙事詩 書かれたのは紀元前2000年ごろ。聖書よりも古い。
Posted by
人間の生き方、そして死との向き合いについてふかくかんがえさせられました。数々の哲学者の言葉を胸に自分自身で考えていきたいと思います。
Posted by