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福島原発事故に対する省察 科学技術社会論研究第12号
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福島原発事故に対する省察 科学技術社会論研究第12号

科学技術社会論学会(編者)

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福島原発事故に対する省察 科学技術社会論研究第12号

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 玉川大学出版部
発売年月日 2016/06/07
JAN 9784472183126

福島原発事故に対する省察

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2017/09/16

2016年発刊。事故から5年も経って、何も成果がないんだな、というのが第一の感想。事故の後、周辺住民の人たちの放射能に対する恐怖感をどう扱っていけば良いのか、とか、食品に関する風評被害をどう回復するのか、とか、解決されるべき問題は色々あると思うのだけれど、解決策どころか、その足が...

2016年発刊。事故から5年も経って、何も成果がないんだな、というのが第一の感想。事故の後、周辺住民の人たちの放射能に対する恐怖感をどう扱っていけば良いのか、とか、食品に関する風評被害をどう回復するのか、とか、解決されるべき問題は色々あると思うのだけれど、解決策どころか、その足がかりすらこの本にはない。科学技術社会論っていうのは、こういう問題について、具体的な対策を提示するのがその役割の一つだと思っていたんだけれど、そうでもないらしい。一方で、「御用学者」とか「原子力村」とかいう言葉が、もともとの意味で用いられている文章がいくつもあったりして、今さらそれなのかぁ、とも思った。科学技術社会論をやってる人たちにとって科学・技術は攻撃すべき対象であり、こういう本はそういうポジショントークが載ってるものなのか、と思った。一応、全部読んだけど、哲学方面の難しい話は到底理解できなかったけど、少なくとも私が知りたいと思っていたようなことはほとんど書いてなかった。 科学は権威であるところがよろしくない、というような話もいくつかの文章で出てきたけれど、科学が権威っていうセンスがそもそもよくわからん。学校で教える科学は権威かもしれない(科学の権威っていうよりは教師の権威かもしれない)けど、科学の正しさは結局は各人が納得するところにしかないのだと思うので、「あなたが認めなければ、あなたの世界では正しくない」というのでいいと思うんだよな。理解できない時に正しさを強要されるのではなくて、理解できない場合には正しいかどうかわからない、というのが、科学的に正しい態度だと思うんだけれどな。そういう態度を許されなかった学校での経験が、科学を権威とみなし、嫌悪する気持ちを生んでいるのかな、と思う。

Posted by ブクログ

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