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花戦さ 角川文庫19763
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花戦さ 角川文庫19763

鬼塚忠(著者)

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花戦さ 角川文庫19763

704

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2016/05/25
JAN 9784041007860

花戦さ

¥704

商品レビュー

4.1

11件のお客様レビュー

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2023/08/11

花道初心者で、「池坊」の名前しか知らない状態で手にとってみた。 「花道」になるスタート地点を、親しみやすいキャラクターとして描かれた池坊専好さんを通して感じることができた。 今日会えた人に、明日はもう会えないかもしれないと思いながら過ごす戦国時代。 一期一会を大事にした千利休との...

花道初心者で、「池坊」の名前しか知らない状態で手にとってみた。 「花道」になるスタート地点を、親しみやすいキャラクターとして描かれた池坊専好さんを通して感じることができた。 今日会えた人に、明日はもう会えないかもしれないと思いながら過ごす戦国時代。 一期一会を大事にした千利休との親交を絡ませることで、より深みのある物語になっている。 刀を持たず、花人には花人のやり方での大戦。 ゆかりのお寺、六角堂へも訪れてみたくなる。

Posted by ブクログ

2021/07/16

武にも秀で、美にも造詣の深かった信長の背中を憧憬と尊敬の目で追い天下人となった秀吉には、すでに叱ってくれる人もなく、元来持っていたコンプレックスゆえますます頑固に頑なになってゆく。 京都など商業に関しては、都をおおいに発展させたが一旦火がつくと後戻りできなくなってしまった癇癪は、...

武にも秀で、美にも造詣の深かった信長の背中を憧憬と尊敬の目で追い天下人となった秀吉には、すでに叱ってくれる人もなく、元来持っていたコンプレックスゆえますます頑固に頑なになってゆく。 京都など商業に関しては、都をおおいに発展させたが一旦火がつくと後戻りできなくなってしまった癇癪は、残忍な刑の執行とともに、人々から心を離れさせようとしていた。 利休と秀吉の葛藤は「利休にたずねよ」と言う直木賞作品でも有名。利休の他にも花の美の巨人、「池坊家」があった。 特に利休と活動時期を同じくした池坊専好は華道を大きく発展させた芸術家だ。 その池坊専好と、利休の親交を描き、芸術家と権力者の戦いを描いたのがこの作品。 もし手元で読む機会があったのなら、ぜひにおすすめしたい作品です。 この作家、現代小説「カルテット!」「僕たちのプレイボール」も手がけた。

Posted by ブクログ

2019/01/20

人の考えの多様性を認めることの大事さと落とし穴について気付かせて頂きました。 専好さんのあっけらかんとした中に、こだわりのある生き方も魅力的でした。

Posted by ブクログ

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