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君とまた、あの場所へ シリア難民の明日
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君とまた、あの場所へ シリア難民の明日

安田菜津紀(著者)

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君とまた、あの場所へ シリア難民の明日

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2016/04/22
JAN 9784103500315

君とまた、あの場所へ

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商品レビュー

4.2

11件のお客様レビュー

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2022/06/15

女性フォトグラファーのルポでした。 なんて 場所に行っているんだろう。 と 心配してしまう地域ですね。 でも、そこで暮らしている人達の 今を誰かが伝えなくてはいけないと 思って 出向いて 写真を撮っているのですね。 ヨルダンの難民キャンプは 当初はひどいものだったそうです。 今...

女性フォトグラファーのルポでした。 なんて 場所に行っているんだろう。 と 心配してしまう地域ですね。 でも、そこで暮らしている人達の 今を誰かが伝えなくてはいけないと 思って 出向いて 写真を撮っているのですね。 ヨルダンの難民キャンプは 当初はひどいものだったそうです。 今では かなり改善はされつつも 複雑な気持ち。 環境が良くなることは 嬉しいと思いつつも  ずっとここにいなくてはならないと 言われてる気がすると 思うそうだ。 キャンプにいる限りは 働いてはいけないそうだ。 かといって 外に出て働く場合。家賃など払えるかどうか・・・ キャンプの中にいるだけの 生活。 命からがら 逃げてきたので とりあえずは  安心して暮らせるのは嬉しかっただろうけど  人として 生きていくという事は この環境では 夢も希望もない。 著者は何度か カメラでは彼らを救えないと  カメラを投げ出そうとした事もあったそうだ。 あるNGO職員に 役割分担と 言われた事。 NGO職員は 現場にいて 人をサポートするけど その情報を発信するのは難しい。でも 著者のような 人は この現場に 何度も通って それを伝える事ができると。 私たちも こういう 情報を見ても 何もできないと まずは思ってしまうけど 高額の寄附ができなくても わずかなら寄附ができる。 寄附を継続できなくても こういった 現状を知る事も 大切な役割だと思う。 日本以外の地域では どのような事が 起きていて 多くの命が 失われている。 なんと 悲しい事でしょう。 この 悲しみを 止める為には  私たちは これから どうしたら良いのか 考えてみる必要があると思います。

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2020/09/24

“新しく起きたことを伝えるのが”ニュース”だとすれば、時が経ち、根深くなっていった問題はすでに”ニュース”ではなくなり、伝えられる機会が減っていくのだ。” “なぜ世界は無視を決め込むんだ?” “同じ場所で、一緒に生きていくことはきっとできる。こうして時間を重ねるごとに、子ども...

“新しく起きたことを伝えるのが”ニュース”だとすれば、時が経ち、根深くなっていった問題はすでに”ニュース”ではなくなり、伝えられる機会が減っていくのだ。” “なぜ世界は無視を決め込むんだ?” “同じ場所で、一緒に生きていくことはきっとできる。こうして時間を重ねるごとに、子どもたち自身が自然と気づいていくんです” “そんな実感を持った子どもたちがやがて大人になり、社会を築く側になっていく。だからこそ彼が集い、触れ合う時間が、やがて共に生きる道を切り開いていく力となるのではないだろうか。” “互いが向き合える場を今、大人たちがどれほど築けるかで、これかはの世代の生き方は、大きく変わるかもしれない。” “私たちには、”想像力”という大きな力が残されている。”

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2018/10/08

 シリア。2017年の今も戦火が飛び交う。人口2000万人ほどの国で1000万人が避難生活を送っていると言われる。その難民となった人達の思い、叫びを記している。  掲載されている写真の中の人々、特に子ども達を見ると、1日も早く内戦が終わってと願わずにはいられない。  内戦が始ま...

 シリア。2017年の今も戦火が飛び交う。人口2000万人ほどの国で1000万人が避難生活を送っていると言われる。その難民となった人達の思い、叫びを記している。  掲載されている写真の中の人々、特に子ども達を見ると、1日も早く内戦が終わってと願わずにはいられない。  内戦が始まる前のシリアの風景、そして破壊されたシリアの風景。心が痛みます。  シリアの他にも、紛争が絶えない地域は他にもあります。どうして紛争は終わらないの?そう問う著者にイラクの青年の言葉に目を覚まされる。 「人間だから、じゃないよ。どうせそういうものだって諦めてしまう、人の心がそうさせるんだよ」 諦めてしまう。それはどうして?相手があまりにも強すぎるから?それもあるだろう。でも、もっと大きな理由は自分たちが"忘れ去られている"と感じてしまうからなのかもしれない。 「そこに生きる人々の声を伝えることで、彼らを孤立させない」と著者が言うように、忘れてはいけない、無関心になってはいけない。直接には何も出来なくても、世界の何処かにまだ、自分たちのことを気にかけてくれている人達がいる、と分かれば、少しは力になるのかもしれない。そんなことを考えた一冊です。

Posted by ブクログ

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