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脳からみた自閉症 「障害」と「個性」のあいだ ブルーバックス
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脳からみた自閉症 「障害」と「個性」のあいだ ブルーバックス

大隅典子(著者)

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脳からみた自閉症 「障害」と「個性」のあいだ ブルーバックス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2016/04/01
JAN 9784062579643

脳からみた自閉症

¥1,100

商品レビュー

3.6

15件のお客様レビュー

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2026/03/28

これまで読んだ中で、一番医学的に専門性のある図書だった。まだ難しいけど、過去に読んだ図書で得た基礎知識があってやっと6割半理解できた。 〇自閉症とはなにか ① 社会的障がい ② コミュニケーション障がい ③ 限局した興味と行動 この特性について、神経科学の観点から整理した図書...

これまで読んだ中で、一番医学的に専門性のある図書だった。まだ難しいけど、過去に読んだ図書で得た基礎知識があってやっと6割半理解できた。 〇自閉症とはなにか ① 社会的障がい ② コミュニケーション障がい ③ 限局した興味と行動 この特性について、神経科学の観点から整理した図書。 例えば、「③限局した興味と行動」は、脳の構造上の特徴による「感覚への過敏」が影響しているかもしれない。これは、特定の刺激への過敏や鈍麻によるもので、他者からの挨拶などの音声刺激への鈍麻は「①社会的障がい」と「②コミュニケーション障がい」を引き起こす。 〇「自閉症」の歴史的認知の始まり  カナーやアスペルガーといった精神科医が小児に対して自閉症の性質を唱えた。両者の見解は重なるところもあるが、カナーに比べてアスペルガーは知的に障がいが無い症例に触れ、サヴァン症候群といった極めて高い能力を発揮する可能性にも繋がる考えがあった。自閉症はその後、様々な症例に分けられる時期を経て、現行のDSM―5では「自閉症スペクトラム障がい」としてまとめられた。 〇自閉症たらしめる脳の特徴 ・脆弱性X症候群:X染色体に欠損がある症例が、特に男児に多くみつかった。女性には二つあるこの染色体が男性には一つしかないため、欠損の影響を如実に受けると考えられる。そこに多い色覚以上について、遺伝子組み換えによる「ノックアットマウス」によって研究する際に、脳細胞のシナプスを構成するスパインの形状異常が認められた。これを機に、自閉症研究における脳の発生段階からの解明が試みられることになった。 ・胎児期の脳の発生段階から、脳を構成する幹細胞の構成を誘導する遺伝子の「パックス6」が十分に機能しない場合、水晶体などが正常に成型されないといった状況が発生する。同じようにパックス6の機能不全が脳発生段階から生じると、神経幹細胞の増殖が図られず、結果として大脳皮質を構成するニューロンが激減するといった状況が起きる。このような脳の量的な損失は、前頭葉や側頭葉といった重要な脳機能を司る部位の発達に影響を与えることが予想される。  また、脳の質的な部分にも焦点をあてると、上記の量的不足は表層的な薄弱にも繋がる。これは、ニューロンが脳内に張り巡らせる配線である「軸索」の生成にも影響する。  一般的に人の脳におけるシナプスの結合は、胎児頃は過剰につなぎ合わされている。これが、胎児から乳幼児期に掛けて必要な分まで刈り込まれていく。この刈り込みが過剰もしくは過小となり適切に行われなかった場合、スムーズな情報伝達は行えない。自閉症でこの刈り込みが定型発達児と比べてどのような差があるか、解明されたい。  本書では、神経結合についての説明もある。定型発達児と比べて、自閉症では比較的近い部分での結合が多い傾向にあるという。これと自閉症の特性とどのように関連があるか、解明されたい。  本書は2016年に発行されている。10年経った現在の研究の進捗を追いたい。

Posted by ブクログ

2026/02/28

- 発達障害の正式名称は「神経発生発達障害」 - 育て方によって生じるのではない。ましてや愛情の不足により起こるものではない - ある「個性」が「障害」かどうかは、本人や周囲の人たちが苦痛を感じているかどうかで決まる - 脳の障害は大きく分けて二種類。「器質的な障害」はは...

- 発達障害の正式名称は「神経発生発達障害」 - 育て方によって生じるのではない。ましてや愛情の不足により起こるものではない - ある「個性」が「障害」かどうかは、本人や周囲の人たちが苦痛を感じているかどうかで決まる - 脳の障害は大きく分けて二種類。「器質的な障害」ははっきりとした原因がわかっている障害、「機能的な障害」は謎が多く原因がまだわかっていない障害 - 「器質的」は神経内科、「機能的」は精神科 - 自閉症は器質的な障害になりつつある - 自閉症の脳は健常者よりも左右差が大きく、より「男性的である」と言える

Posted by ブクログ

2025/05/03

難しいです。自閉症の支援に関わって20年以上になりますが、脳の発生の説明から読むのが精一杯でした。自閉症について触れられている部分がもう少し多かったらよかったです。誰を対象に書いた本なのだろうかと。文章はとても読みやすいです。

Posted by ブクログ

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