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アレルギー医療革命 花粉症も食物アレルギーも治せる時代に!
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アレルギー医療革命 花粉症も食物アレルギーも治せる時代に!

NHKスペシャル取材班(著者)

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アレルギー医療革命 花粉症も食物アレルギーも治せる時代に!

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2016/03/01
JAN 9784163904306

アレルギー医療革命

¥1,430

商品レビュー

4

8件のお客様レビュー

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2022/12/01

2016年刊行だが、今でも参考になる内容。2015/04にNHKスペシャル『新アレルギー治療』の取材内容が基礎となっている。

Posted by ブクログ

2022/01/12

人間がまだその食べ物や毛、将来のアレルゲンに触れていないくらい幼い頃、皮膚のバリアが壊れている状態でアレルゲンを塗ると、皮膚表面で警戒状態で待ち構えている免疫細胞がアレルゲンを掴み、T細胞に伝える。するとT細胞が攻撃をはじめ「この物質は敵だ」と体が記憶する。身体症状としては、次に...

人間がまだその食べ物や毛、将来のアレルゲンに触れていないくらい幼い頃、皮膚のバリアが壊れている状態でアレルゲンを塗ると、皮膚表面で警戒状態で待ち構えている免疫細胞がアレルゲンを掴み、T細胞に伝える。するとT細胞が攻撃をはじめ「この物質は敵だ」と体が記憶する。身体症状としては、次に同じ物質が身体に入った場合(今度は腸からでも)アナフィラキシーショックが起こりやすくなる。 本書のピーナッツアレルギーを持つ家族の下の子が赤子の時、ピーナッツを避けて育てるか、ピーナッツを食べさせて育てるかに分けて追った研究が興味深い。結果は食べさせて育てたほうが、ピーナッツアレルギーの発症が極めて少ない。これは腸から吸収した物質に対して、T細胞が反応するが、同時にT細胞を抑えるためのTレグ細胞が増殖し、一定数を保っていることにより、アレルギー反応が起こらないのではないかという仮説だった。

Posted by ブクログ

2019/05/20

この春、私は花粉症になった。もう一生ならないものだと思っていたから、かなりショックだった。周りの反応はふた通り、「ようこそ花粉症の世界へ」と「まぁ大変ね」である。2016年刊行のこの本では、日本国民の4人に1人は発症しているらしい(友人情報だと2人に1人だとも言う)。4人に1人以...

この春、私は花粉症になった。もう一生ならないものだと思っていたから、かなりショックだった。周りの反応はふた通り、「ようこそ花粉症の世界へ」と「まぁ大変ね」である。2016年刊行のこの本では、日本国民の4人に1人は発症しているらしい(友人情報だと2人に1人だとも言う)。4人に1人以上は仲間意識で一言を言っていたので、実態に合っている。みんなが信じていたのは、「体内に取り込まれた花粉があるレベルを超えると発症する」と言う説だ。しかし、NHKは、それは「間違いだった」と断定する。しかも、治らないと言われた花粉症の治療薬が来年あたりから出回るとの情報も。驚きである。 免疫細胞の役割は、戦争の攻撃そのものだ。偵察隊のマクロファージが情報をもたらし、司令官のT細胞が敵(栄養等の有益なものではない)と判断を下し、現場に出向き命令のサイトカインを出す。実働部隊が武器の活性酸素を放出し、B細胞の抗体で防衛する。しかし、司令官の判断は時々間違いを犯す。だから膵臓のβ細胞を攻撃して1型糖尿病になったりする。でも、簡単に間違うようでは人間は直ぐに病気で亡くなるだろう。そこで間違いを正す司令官が存在するはずだと研究して、見つけたのがTレグ細胞だ。これを応用すればガン特効薬にもなる。この本ではノーベル賞を受賞した本庶佑さんは登場しないが、あゝこの流れだったのだ、と腹落ちた。 さて問題は、いかに花粉症を防ぐTレグ細胞を増やすかだ。そこで再び注目されたのが「衛生仮説=都市化して衛生的になったからアレルギー発症が増えた」説だ。私の幼少期は、家でニワトリを飼うような片田舎で育った。衛生的でなかったから今まで発症しなかった、といえば確かにそうかもしれないとも思う。実際、都会から養豚業に鞍替えした重症の花粉症患者は、多くの場合根治したらしい。しかし、大人の根治には大きな環境変化と時間が必要だ。 では希望はないのか?有る。舌下治療法と花粉症を治療するお米。2015年現在、農水省が2020年の早期実用化を目指していると言う。他にも3回の注射投与だけで劇的に治るとか、日々治療は進歩している。遅れてきた私は、その恩恵を易々と受けれそうだ。これも幼少時の非衛生的な環境のおかげである。

Posted by ブクログ

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