商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2016/05/02 |
JAN | 9784088806785 |
- コミック
- 集英社
帝一の國(14)
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帝一の國(14)
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商品レビュー
4.6
10件のお客様レビュー
赤場帝一が総理大臣(国をつくろうとした動機は、誰にも邪魔されずにピアノを弾きたかったから)になるまでの話だった。学内のルーム長を決める仕組みが入学後の寄付金の額で決まることは政治のカラクリ(政党への寄付金の額によって助力の程度が変わること)を暗示しているようだった。海帝合宿戦記の...
赤場帝一が総理大臣(国をつくろうとした動機は、誰にも邪魔されずにピアノを弾きたかったから)になるまでの話だった。学内のルーム長を決める仕組みが入学後の寄付金の額で決まることは政治のカラクリ(政党への寄付金の額によって助力の程度が変わること)を暗示しているようだった。海帝合宿戦記のピストルと赤いインクが入った弾を使った攻防戦が面白く、特に帝一の父親が学生の頃に校内に隠した弾を帝一がローランドの信頼を獲得するための自決に使った展開は読めなかった。森園とローランドの生徒会長戦の時、ローランドが文化部に実弾(お金)を注ぎ込んで票集めをしたが、お金を貰わなかった運動部からの反感を買い、日雇いの労働を経てお金を得て配るも、より一層にお金を毟られ無一文になっていく様は読んでいて痛々しかった。生徒会総選挙という場に実弾を持ち込むことの姑息さが実らないのは因果応報に思えた。森園が生徒会長となった後、帝一、弾、菊馬の生徒会長戦における三つ巴にはヒロイン/美美子の争奪戦も掛け合わさって濃密だった。弾の設定である「学費の援助者は元総理大臣」はチートすぎており、誰からも慕われるキャラクター性も主人公より主人公していた。菊馬の狡猾さ(票集めのために盗聴や霰もない噂を学校中に流すことは厭わない。)には嫌気がさすが、最後には「帝一の困惑する顔が見たいから」という動機づけで帝一に一票を投じた展開は熱かった。美美子の帝一か弾のどっちつかずの恋心と優柔不断さには呆れたが、帝一が生徒会長になることを辞めて弾を推すことにした。生徒会長になろうとせずにピアノに打ち込んでいた頃の帝一が好きな美美子が帝一を選び直したことには納得した。結局は、生徒会長になったのは弾だったが、総理大臣になったのは赤場帝一だった。その間のストーリーは読者が想像するしかなかった。
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ジャンプスクエアで連載だったということもあり、 『ライチ☆光クラブ』とかよりマイルドだった。 不思議なテイストのギャグ漫画である。 実写化も大成功してたしな。菅田将暉のハイテンション演技ハマり役で良かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上昇志向で粘着質、腹黒、けっこうヘタレ。 確かに少年マンガの主人公ではありえないキャラ。 これを愛嬌ある人物に魅せれてしまうのが、古屋兎丸作品なのだろう。 全14巻、中弛みすることなく、大変楽しませてもらいました。
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