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ささやかで大きな嘘(上) 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2016/04/22 |
JAN | 9784488297046 |
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ささやかで大きな嘘(上)
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ささやかで大きな嘘(上)
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商品レビュー
3.4
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
オーストラリアの名門幼稚園を巡る一大騒ぎ。園ママたちの友情と反目、飛び交う噂、そして隠されていた秘密……。男性読者が余り興味を惹かれない要素がてんこ盛り。それもかなり軽めの筆致で描かれているので、アラフィフ親父はお呼びでない感があり、実際読み始めた当初はどうしようかと思った。 だが、読み進めていけば、その軽い筆致と相反し、書かれている内容は意外にヘヴィだと判明する。離婚から数年を経て年頃の娘との関係に悩む母、表面には見えない夫との関係に苦しむ妻、幼い息子との転居を機に一夜の出来事を克服しようとするシングルマザー。主要な三人のキャラクターには共感せざる負えないし、これが女性読者なら、なおのことだろう。北欧ミステリと違って、内容に反したカジュアルな書きっぷりは逆に新鮮だし、深刻過ぎない描写が読んでいる間に救いを与えてもいる。エンディングの後味が良いのも、エンターテインメント作品としては盤石。 ミステリ的には、園内恒例行事の“トリビアクイズ保護者懇親会”で殺人が起こったらしいことが冒頭で示唆され、そこから半年前に遡って物語がスタートし、クリスティでいうところの『ゼロ時間へ』向かって進行するというスタイルが面白い。
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まだ何も動いてない感じ。どんな事件が起きるのか、ワクワク感はある。 ママ友の付き合いって日本と同じようなんだなあっ思った。
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米英のベストセラー、前編。 美しい海辺の町の幼稚園に子供を通わせている親たちの間で、どんなトラブルが起きたのか? 事件があったことだけを最初に書いておき、それから半年前に遡って、事件までが語られていきます。 名門の幼稚園では、資金集めや派閥争いが盛ん。 富豪の子供もいれば、その...
米英のベストセラー、前編。 美しい海辺の町の幼稚園に子供を通わせている親たちの間で、どんなトラブルが起きたのか? 事件があったことだけを最初に書いておき、それから半年前に遡って、事件までが語られていきます。 名門の幼稚園では、資金集めや派閥争いが盛ん。 富豪の子供もいれば、その家で働く人の子供もいる。 シングルマザーで質素なジェーンは、引っ越してきたばかりで、子守と間違われてしまう。 ジェーンは息子がいじめをしたという疑惑をかけられ、不本意だが晴らすことが出来ない。 おしゃれで気っ風がいい庶民のマデリーンは、幼稚園のボスたちとは距離があり、ジェーンに味方する。 マデリーンと親しいセレストは、裕福な銀行家の妻で、かけねなしの美人なのに、なぜか遠慮がちな性格。 この3人のいきいきした個性と友情がそれぞれの秘めた内心と共に描かれ、なかなか読ませます。 マデリーンは、別れた夫が近くに戻ってきて、再婚した妻との間にできた子を同じ幼稚園に通わせることになったため、猛烈にイライラ。 セレストは、ひた隠しにしているが、夫の暴力に苦しみ、大したことはないと考えてみたり、自分のせいと悩んだりしていた‥ セレストの考え方は、現実にDV被害者が考えがちなことだそうです。 幼稚園での派閥争いや、行事の度の張り合い、保護者たちの抱えた秘密、もつれ合った感情が、資金集めの懇談会で爆発‥ その真相は? 展開に意外性もあり、面白かった! 読後感は大丈夫、良かったですよ~。
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