商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 潮出版社 |
発売年月日 | 2016/04/05 |
JAN | 9784267020490 |
- 書籍
- 文庫
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商品レビュー
3.2
17件のお客様レビュー
切なすぎて、涙がとまらない…! と帯にありましたが、そこまでではありませんでした。 ヒロインは神戸に住む女子短大生の生田有子。ある日、警備員をしている父親が帰宅途中に刺殺されます。 人に恨まれることなんてない父親がなぜ殺害されてしまったのか? 父親の勤め先の警備会社社長で元刑事...
切なすぎて、涙がとまらない…! と帯にありましたが、そこまでではありませんでした。 ヒロインは神戸に住む女子短大生の生田有子。ある日、警備員をしている父親が帰宅途中に刺殺されます。 人に恨まれることなんてない父親がなぜ殺害されてしまったのか? 父親の勤め先の警備会社社長で元刑事の中原と共に事件の真相を明らかにしていきます。 そんな中、犯人と思われる人物が自殺! なぜ、犯人は自殺したのか? ってこの中原が切れ者! 元刑事ということで、この二人で、どんどん事件の真相に迫っていきます。 そんなことある(笑)? 父親の業務日誌に残された工事現場の事故。 その事故で寝たきりになってしまった女性。 父娘をすて、他の男と失踪した母親。 徐々に明らかになる真相。 といった展開でした。 そして、明らかになった真相は帯にあるとおり「切ない」そして「哀しい」 楽しめました!
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父子家庭に育った女性が父親を失う悲劇に見舞われ、そこから立ち直る過程が描かれる。 あらすじにミステリとあったのでそうなのかと思いきやまるで違っていてそこだけが期待外れ。 文章、章立ては上手いが読み応えと言われるとそこまで、と言ったところ。一人の人間が闇に呑まれ、それでも光を失わな...
父子家庭に育った女性が父親を失う悲劇に見舞われ、そこから立ち直る過程が描かれる。 あらすじにミステリとあったのでそうなのかと思いきやまるで違っていてそこだけが期待外れ。 文章、章立ては上手いが読み応えと言われるとそこまで、と言ったところ。一人の人間が闇に呑まれ、それでも光を失わない様がもっと見たかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ミステリー要素等はなく、人との繋がりや気持ちとの向き合い方に重心をおいた作品でした。 私も親を亡くしている身です。主人公である有子の悲しみが自身の経験と重なってしまいました。死後間も無い数日(いや数年)は、いつものルーティンや物、思い出は本人以上の存在感を出してしまいます。そんな有子も一人にならずに父の事を懸命に解明しようとしてくれる人たちがいて本当に良かった。まだ若い有子が健気で逞しくて、どうか幸せになって欲しいと思いました。 珠乃さんとの会話の一つにあった、不仕合せの意味に考えさせられました。有子はこの時は同情をされているのか?と解釈していました。 愛情という感情と向き合う覚悟をした有子は、この台詞を今聞くとどう思うのだろう。考えが変わっているのかな?前向きに考えられるといいなと思います。
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