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ドラクロワ 新潮美術文庫20
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ドラクロワ 新潮美術文庫20

日本アート・センター(編者)

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ドラクロワ 新潮美術文庫20

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1975/01/25
JAN 9784106014208

ドラクロワ

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2007/06/26

(2006.01.30読了)(2005.10.19購入) 画家 ドラクロワ 1798年04月26日 パリ近郊シャラントン・サン・モーリス生まれ 1805年 父死去 1814年 母死去 1822年 「ダンテの小舟」をサロンに出品 1824年 「キオス島の虐殺」が国家買い上げ 183...

(2006.01.30読了)(2005.10.19購入) 画家 ドラクロワ 1798年04月26日 パリ近郊シャラントン・サン・モーリス生まれ 1805年 父死去 1814年 母死去 1822年 「ダンテの小舟」をサロンに出品 1824年 「キオス島の虐殺」が国家買い上げ 1831年 「7月28日(民衆を率いる自由の女神)」をサロンに出品 1832年 モロッコ旅行(4ヶ月) 1863年8月13日 死去。享年65歳。 新潮美術文庫の一冊ですので、32枚の絵画とその解説、画家の小伝、年表という構成になっています。ドラクロワの絵をまとめてみた事はありませんが、あちこちの展覧会で少しずつ見ています。掲載してある絵の中にも見たことのあるのがあります。 その中の幾つかは、横浜美術館の「ルーヴル美術館展」でです。 ドラクロワの絵は、劇的な場面を描く、画面の人物が動いている瞬間を捉えています。筆のタッチは、アングルに較べると実に荒く、印象派の先取りといえなくもありません。 「アルジェの女たち」1834年、はルノワールに同じテーマの絵を描かせています。 ●ジェリコーとドラクロワ ジェリコーがあの大作《メデューズ号の筏》を描いたとき、作中の人物のモデルになったのもドラクロワであった。ドラクロワとジェリコーは、切っても切れぬ縁に結ばれていた。(75頁) ●古典派とロマン派 古典派が気品を重んじ、明快な形体によって絵画を典麗な美しさに整えようと志すのに対し、ロマン派はこのような閉じられた静的な形式美を否定して、人間的感動を表し躍動する生命感を訴え出そうとする、いわば動的な実感主義である。したがって、熱度を含む鮮麗な色彩感を喜び、曲折する線の交錯の中におのずから生まれる動感を打ち出そうとする。(76頁) ●補色原理 ある日の夕暮れ、ドラクロワがルーヴル美術館を出て歩み始めると、黄金に輝く馬車が目前を過ぎた。その瞬間、彼は紫色を感じた。黄と紫の対比関係を感じ取ったのである。色は単独ならず、色と色の関係が微妙な効果を生むことを覚ったのである。 ドラクロワは色彩画家として新しい視点を開き、さらに赤と緑あるいは青、黄と紫の対比が色調の鮮度を加えることを意識し、この手法はやがて19世紀後半の印象派絵画の上に大きな影響を与えることになる。(82頁) ●作域、作品数 ドラクロワの作域はきわめて広く(歴史画、肖像画)、風景、静物、裸婦、動物画などに及んでいる。65年の生涯に渡って描かれた作品は、油彩835点、水彩やパステル1525点、素描が6629点、版画129点となっている。(85頁) 著者 富永 惣一 1902年 東京生まれ 1926年 東京大学文学部卒業 1929年 東京大学大学院修了 1931~33年 欧米に留学 学習院大学教授、国立西洋美術館館長、万国博美術館館長等を歴任 1980年6月4日 死去 内容紹介(amazon) 現実の戦争や異国風俗から聖書にわたり、力強い色彩と筆触で自然を駆使し、絵画の自由を切り拓く十九世紀の真のロマン主義者。セザンヌもゴッホも彼を画聖と仰ぐ。

Posted by ブクログ

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