商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 南窓社 |
発売年月日 | 1985/11/25 |
JAN | 9784931178052 |
- 書籍
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ダブル・バインドを超えて
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ダブル・バインドを超えて
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人類学や精神分析などの分野で独創的な思想を構築したグレゴリー・ベイトソンについての著者の講演をもとにした論考と、アメリカ文学の研究者である佐藤良明および精神医学の研究者である花村誠一との鼎談が収録されています。 著者はベイトソンのダブル・バインド理論について、「諸個人間の関係の...
人類学や精神分析などの分野で独創的な思想を構築したグレゴリー・ベイトソンについての著者の講演をもとにした論考と、アメリカ文学の研究者である佐藤良明および精神医学の研究者である花村誠一との鼎談が収録されています。 著者はベイトソンのダブル・バインド理論について、「諸個人間の関係のダイナミックスの中から構造と個人が同時につくられてゆくジェネシスのプロセスを見ようとした」ところにおもしろさがあるといい、構造とカオスの二元論という枠組みを取り払う可能性を見ようとしています。 さらに、ダブル・バインドの状況から発生する分裂病に三つの方向性があると主張し、一つのことばから次々にほかのことばが繁茂し複雑化を起こす「妄想型」をジョイスに、痩せたことばがただシンタグマティックな関係に沿って流れていくだけの「破瓜型」をベケットに、そして強度を課され加速された自己の内的過程が沸騰するようにしてバラバラの破片としてのことばや身振りが生じる「緊張型」をアルトーに対応させるという見方を提出しています。
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テーマは精神の問題だったりを扱ってるけど、読みやすくて良い本だった! 言葉と態度の矛盾する行動が繰り返されることで、精神が不調をきたしていくっていう指摘が興味深かったし、レイアウトも見ていて楽しい! ベイトソン読んでみたくなったなぁ・・・!
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