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蜻蛉日記 全訳注(中) 講談社学術文庫237
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1978/03/10 |
JAN | 9784061582378 |
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蜻蛉日記 全訳注(中)
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道綱母の蜻蛉日記、中巻。 蜻蛉日記についてこれまで抱いていた印象よりも、兼家はずっと道綱母に気を遣い、愛情を示していると思う。 一方の道綱母は、彼が寄り添ってきても、日頃の恨み辛みをぶつけて拗ねたり冷たくあしらったりしていて、むしろ、兼家が寄り付きたくなくなる気持ちも理解できる...
道綱母の蜻蛉日記、中巻。 蜻蛉日記についてこれまで抱いていた印象よりも、兼家はずっと道綱母に気を遣い、愛情を示していると思う。 一方の道綱母は、彼が寄り添ってきても、日頃の恨み辛みをぶつけて拗ねたり冷たくあしらったりしていて、むしろ、兼家が寄り付きたくなくなる気持ちも理解できる気がした。 とはいえ、自分がもしその時代に生きてたら、道綱母のようにふりまってしまうかも。。 ともあれ、その時代に、女性の気持ちをかなり赤裸々に表現した日記は貴重。
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「蜻蛉日記」中巻。兼家の夜離れ、新たな女性の出現など、当時ワイドショーがあれば連日大賑わいだったろうなというネタだらけ。 兼家への愛ゆえに素直になれない道綱母の姿が見ていてやきもきさせる。しかしどんなにつれなくされても夫がめげずに情熱を注いでくれれば彼女も素直になれるのに、妻の頑...
「蜻蛉日記」中巻。兼家の夜離れ、新たな女性の出現など、当時ワイドショーがあれば連日大賑わいだったろうなというネタだらけ。 兼家への愛ゆえに素直になれない道綱母の姿が見ていてやきもきさせる。しかしどんなにつれなくされても夫がめげずに情熱を注いでくれれば彼女も素直になれるのに、妻の頑なさに夫は首をすくめて出て行ってしまう。もう少し押してくれれば、と彼女も素直になるタイミングを計っているのに。 でも、こんなに拗ねて取り付く島のない様子じゃ、兼家も呆れてしまうよなと彼に同情もしてしまう。 本当に、千年経っても人間のやってることなんて本質は変わらないな。
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