商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1958/06/20 |
JAN | 9784101217024 |
- 書籍
- 文庫
中国の知恵
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中国の知恵
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商品レビュー
4
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最近は白川静や、それを踏まえた酒見賢一の『陋巷に在り』を読んでいるせいで、この本に随分なつかしい感じを覚えた。 孔子が下級士族の子であるとか、孔子の思想の中心は人間の肯定、楽観があるとかいった理解が示されている。 ああ、白川静体験の前は、たしかにそんな孔子像を持っていたような。 ...
最近は白川静や、それを踏まえた酒見賢一の『陋巷に在り』を読んでいるせいで、この本に随分なつかしい感じを覚えた。 孔子が下級士族の子であるとか、孔子の思想の中心は人間の肯定、楽観があるとかいった理解が示されている。 ああ、白川静体験の前は、たしかにそんな孔子像を持っていたような。 そして知らず知らず持っていたその孔子像は、きっと吉川さんなど、この世代の学者の流れなのかなあ、とも思った。 ただ、この本を読んで、ちょっとびっくりしたのは、吉川さんはむしろ『論語』を敬遠してきたとのこと。 この本の最中に学生運動のピークがあったというが、学生運動の嵐の中で、孔子の知恵を再発見して行ったという点に驚いた。 思いのほかも生々しく著者の感情が表れた本だった。
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