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インテリジェンスの世界史 第二次世界大戦からスノーデン事件まで 岩波現代全書079
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2015/12/19 |
JAN | 9784000291798 |
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インテリジェンスの世界史
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商品レビュー
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【表向きにはUKUSAの行為を批判するドイツですらも国内で通信傍受を行い、NSAと情報を共有してきたことを知れば、国際政治の裏側がいかに「複雑怪奇」なものであるかがわかる】(文中より引用) インテリジェンス、特に通信の分野においての米英の協力を軸としながら、第一次世界大戦以降の...
【表向きにはUKUSAの行為を批判するドイツですらも国内で通信傍受を行い、NSAと情報を共有してきたことを知れば、国際政治の裏側がいかに「複雑怪奇」なものであるかがわかる】(文中より引用) インテリジェンス、特に通信の分野においての米英の協力を軸としながら、第一次世界大戦以降の国際政治の歩みをたどった作品。なかなか表沙汰にならない協力と競争の内幕を覗くことができます。著者は、インテリジェンス研究の第一人者としても知られる小谷賢。 かなり専門的な記述になるため、一般に広くオススメという感じではありませんが、外交や国際関係、情報の取り扱い方などに興味がある方には必読と言っても良いレベルの一冊。表に出ている情報が限られる中で、想像力をたくましくすると同時にそこに一定の抑制も効かせた見事なバランスの記述だと思います。 参考文献も充実しており☆5つ
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本書では、特に通信傍受の歴史を掘り起こしている。20世紀の初頭に無線が使用されると同時に傍受も始まり、第二次大戦では暗号解読や無線傍受が勝敗に大きな影響を与えらことは、よく知られている。 そのころから米英は通信傍受の協力を行っており、終戦後にソ連を主対象とし、各軍部としての業...
本書では、特に通信傍受の歴史を掘り起こしている。20世紀の初頭に無線が使用されると同時に傍受も始まり、第二次大戦では暗号解読や無線傍受が勝敗に大きな影響を与えらことは、よく知られている。 そのころから米英は通信傍受の協力を行っており、終戦後にソ連を主対象とし、各軍部としての業務から外交なども含む国家としての組織体制への変換や、米英間のUKUSA(ユーキューサ)協定の生い立ちや協力仕方が記されている。 スパイによる機密漏えい、ソ連の崩壊、911テロ事件、スノーデンなどの暴露事件、など大きなイベントから、NSAなどの通信傍受組織の目的(対象)や手段(無線からインターネット)など様々な変革と対応まで触れてあっておもしろい。 UKUSAなどは言葉自体が知られていないし、基本的に内容が非公開の組織の話なのに、よくここまでまとめたと思う。もしかしたら、作者ももっと知っているけど書けないネタを抱えているのではないかと邪推してしまうほどだ。
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戦前の米国による日本軍の暗号解読からスノーデン事件までを扱っている。 元CIA長官が浮気をした際、傍受を恐れてメールを送信せず、下書きの状態のGメールをパスワードを渡した愛人に読ませたという逸話が面白かった。 ちなみに本書によると、昔はこの方法でOKだったが、現在は通用しないそう...
戦前の米国による日本軍の暗号解読からスノーデン事件までを扱っている。 元CIA長官が浮気をした際、傍受を恐れてメールを送信せず、下書きの状態のGメールをパスワードを渡した愛人に読ませたという逸話が面白かった。 ちなみに本書によると、昔はこの方法でOKだったが、現在は通用しないそうだ。 本書は古い話が詳しく書かれている一方、現代の情報が手薄に感じられるのが残念。
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