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まんげつの夜、どかんねこのあしがいっぽん
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まんげつの夜、どかんねこのあしがいっぽん

朽木祥(著者), 片岡まみこ

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まんげつの夜、どかんねこのあしがいっぽん

1,540

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2016/01/01
JAN 9784097266228

まんげつの夜、どかんねこのあしがいっぽん

¥1,540

商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2024/10/30
  • ネタバレ

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朽木祥さんの絵本ですね。 朽木祥さん(1957年、広島県生まれ)児童小説家、作家。被爆二世。様々な賞を受賞されています。 絵は、片岡まみこさん(1968年、東京生まれ)版画家、コルク人形作家。  ノネコは、山のねぐらに、ひとりぼっちで暮らしていた。山には猫のお客はめったにやってこない。  ノネコは、〈もしかしたら、お客があるかもしれないからな〉と、ごちそうをつくるけれど、くる日もくる日も、ひとりぼっちだったので、じぶの作ったごちそうを、いつもひとりでたいらげた。  ノネコは、いつのまにか狸みたいにおおきくなってしまったのだ。 ノネコは、思いきって、山をおりてみることにした。  さいしょに出くわしたのひ、でっかい犬だった。  犬はノネコを見つけて大はしゃぎ。ノネコに向かって、すごい勢いで走ってきた。  ノネコは土管にとびこんで、死にものぐるいで、からだをおしこんだ。  犬が、あきらめて、去ってったけれど、ノネコは土管からぬけられなくなった。  こんどは、猫たちがやってくるけれど、たすけてはくれない。ノネコは泣きたくなってきた。  やがて、とっぷり日が暮れた。  大きなまんげつがのぼるころ、原っぱには、たくさんの猫たちがやってきた。猫の集会だ。  ノネコの土管のまわりに集まってきた。  「まんげつのよーる!」  「どかんねこが、いっぴき!」  土管をたたいて、歌いだした。  「ほろほろほろ、どかーんねこがいっぴきー、ほろほろほろ♪」たん、たん、たん!  「まんげつのよーる!」   たん、たたん!  「どかんねこがいっぴき!」   たん、たたん、たん!  すると、土管がゆるんで、猫たちが、ノネコを土管から引きずりだした。  ノネコは、猫たちを、山の家でごちそうをするやくそくをします。まんげつの夜の集会に、ノネコも参加して猫たちとの友情がうまれます。  片岡まみこさんの可愛らしい版画が、物語をやさしい表現します。  ユーモアあふれる、心温まる物語ですね。 (この絵本は、メメさんの本棚登録で、ネコの愉しい絵本だと知りまして、読んでみました。  メメさん、ユーモアと愉しいネコたちの集会で、まったりとしました。ありがとうございます(^_^)v)

Posted by ブクログ

2024/10/15
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『まんげつの夜、 どかんねこのあしがいっぽん』 作 朽木祥(くつきしょう) 絵 片岡まみこ 作者の朽木祥さんは、広島市生まれ、被爆二世とあります。今までに出版された絵本や児童書で、数多くの賞を受賞されています。“その作品は、ファンタジーからリアリズムまで多岐にわたる。“(紹介文より抜粋) 高岡まみこさんは版画家、コルク人形作家。ページ毎に、にゃんこたちの版画絵が描かれていて、ストーリーととてもよく合っています。とても素敵な挿絵になっていますよ〜(=^ェ^=) 【カバー袖の紹介文より】 「ひとりぼっちのノネコは食べてばかり。さみしいと、心のかわりにおなかをみたしてしまう。 とうとう、ノネコはともだちをさがしにでかけた。まんげつの夜は、猫たちの特別な夜。 たん、たん、たん! 「まんげつのよ〜〜〜る」 たん、たたん!」 さてさて、なにがおきるのでしょうか?」 山のねぐらに一人ぼっちで暮らしていたノネコ。〈もしかしたら、お客があるかもしれないからな〉とたくさんお料理を用意しては、ひとりでたいらげ、いつのまにか狸みたいに大きくなってしまいます。 そして、ある春の日に、いよいよさみしくてさみしくてたまらなくなり、思い切って山をおります。 最初に出会ったのはでっかい犬。犬は猫が大好きで追いかけてきますが、ノネコの方は嬉しくない。必死で逃げて、野原のちょうど真ん中あたりにある素焼きの小さな土管の中へー。 〈やれやれ〉ほっとしたのも束の間、お腹は土にめり込んで、しっぽの先と前足が、かろうじてかたっぽでるだけ。ーノネコは土管にはまってしまいー さてさて、どうなることやら。笑 通りかかった猫たちの反応、それに対してさらに寂しさを増すノネコ、やがてとっぷりと日が暮れます。満月の夜です。土管の周りで猫の集会が始まります。 ーノネコの知らぬことながら、ノネコのはまっている土管こそが、満月の夜の檜舞台だったんですー 集会に集まる猫たちの主張、真ん中にある土管にはノネコがはまっていますので、ノネコを思いやりながら、“たん、たたん、たん!“ 鉢割れの猫が肉球で控えめに土管をたたいてー「これくらいなら、だいじょうぶかな?」ーノネコの方も「だいじょうぶ、だいじょうぶ!」 今度は茶虎の猫が大きな声でー「まんげつのよーる!」「どかんねこが、いっぴき!」みんな、どっと笑います。最初はちっとも楽しくなかったノネコも、リズムにあわせて、次第に愉快になっていきます♪ さぁ、無事にノネコは土管から脱出できるかな〜? (ずっと待ってばかりいたノネコは、思い切って行動したことで、ちょっぴり?嫌な思いもしましたが、その後は楽しい仲間に囲まれて賑やかな食卓を囲んでいます。) 〈どかんねこになったのも、そう悪いことじゃなかったな〉、〈さいしょは手も足もでなかったけど〉。笑 ノネコのちょっとの勇気と、思いやりあるにゃんこ達に、ほっこり、くすり。片岡まみこさんの素敵な版画の挿絵からも、物語がよく伝わってきます。(最後のページの、キッチンに立つ、ノネコの後ろ姿。痩せていますよね?笑) ちょっぴりユーモアもありながら、ほっこりとする満月の夜の出来事でした。図書館でお借りしました。ありがとうございました。(*´ω`*)

Posted by ブクログ

2023/07/30
  • ネタバレ

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図書館に行った時、次男が借りてきた一冊。 私が猫が好きだと知っていて借りた様子。 「面白かったから、母も読みなよ」 なんてかっこつけて勧めてくれました。 山のなかのノネコは、毎晩ご馳走を作ってはお客さんがくるのを待っています。 でも誰もやってこないので、そのご馳走は一匹で平らげることに。そのためにどんどん大きくなるノネコ。 ついに“お客を待ってるだけじゃだめだ”と外にでたのですが、懐っこい子犬に追いかけられ、土管に隠れます。 それがいけなかった。 大きくなり過ぎたノネコは尻尾と、前足を一本出すことしかできない状態に。 そこへ何匹か猫がやってきますが、痩せたらいいとか、楽しそうとか言われ、むっとしたノネコはだんまりを決め込みます。 そのまま夜になり、その日は満月。 猫の集会がはじまります。 それもノネコのはまった土管のまわりで、、、 果たしてノネコは出られるのか。 ほのぼの。絵の通り可愛い猫が沢山出てきます。 ちょっとコミュニケーションが慣れていないノネコが成長していくところも、可愛いです。 今アニメをしている『できる猫はいつも憂鬱』のように、猫がでっかくなるなんて、かなり夢がある。夢に見たい!土管に嵌るくらいの猫って、かなりですよね。 そのお腹に埋もれたいな、、、とこの暑い真夏にも思った絵本でした。

Posted by ブクログ

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