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儒教とは何か 増補版 中公新書989
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2015/11/24 |
JAN | 9784121909893 |
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儒教とは何か 増補版
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商品レビュー
4
11件のお客様レビュー
儒教または儒学についての知識が全く0であったが(この本を読んで「あ、孔子って儒教の人なんだ」思ったレベル) 難解過ぎない内容で最後まで読むことが出来た。 「儒教とは宗教である」や「儒教の礼教性と宗教性について」というメインの主張については私には難しい内容なので ほかの学者の本も...
儒教または儒学についての知識が全く0であったが(この本を読んで「あ、孔子って儒教の人なんだ」思ったレベル) 難解過ぎない内容で最後まで読むことが出来た。 「儒教とは宗教である」や「儒教の礼教性と宗教性について」というメインの主張については私には難しい内容なので ほかの学者の本も読んでみたいと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この本はタイトル通り、儒教とは何かを見ていく作品です。儒教といえば宗教というより倫理道徳と見られがちですが、著者によれば儒教こそまさに中国人の宗教に大きな影響を与えたと述べます。 儒教は死と深く結びついており、儀礼、倫理道徳だけで収まるものではないことをこの本で知ることになります。 加地伸行氏の著作については前回の記事で紹介した『孔子』もとてもおすすめです。孔子がどのような人物でどのような人物だったかがわかる素晴らしい伝記です。本作とセットで読めば相乗効果抜群です。ぜひ二冊セットでおすすめしたいです。
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宗教の根源は死への思考である、と定義づけた上で、儒教を四角四面な礼儀作法の流派みたく考えるのではなく、立派な一つの宗教として捉えるべきだ、というのを説いた本。それが的を得ているかどうかは凡人には知る由もないが、確かになと思う節もある。 日本の仏教には多分に儒教からの影響を受けたと...
宗教の根源は死への思考である、と定義づけた上で、儒教を四角四面な礼儀作法の流派みたく考えるのではなく、立派な一つの宗教として捉えるべきだ、というのを説いた本。それが的を得ているかどうかは凡人には知る由もないが、確かになと思う節もある。 日本の仏教には多分に儒教からの影響を受けたとみられる風習が保存されていて、日本人の死に対する姿勢もおのづと儒教的なところが多々あると書いているが、そもそも日本に仏教が伝わったのは朝鮮経由であり、朝鮮は勿論中国から学んだはずなので、そもそも日本に伝わった時点で仏教としては可也混血が進んでナニジンとも見分けの付かない風貌の宗教になっていたに違いないと思う。そう思って読んでいたら最後の章に作者自身そんな感じのことを書いていた。つまり仏教だと思ってとりいれた宗教は実は仏教の皮をかぶった儒教だったというオチ。個人的にも、インドやネパールでみた仏教と日本の仏教の違いがあまりに大きすぎて戸惑った経験があるので、共感できるところが多かった。 この本、に限らず、この作者で残念なのは、話が冗長で同じことを何度もクドクド繰り返すこと。もう少し手を入れて整理すればここまでの分厚さは不要だし、巻末に申し訳程度に載せたとしか思えない図解なんかは関連する各章に挿絵で挿れればいいのにと残念に思う。
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