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まじめ系クズの日常(1) マガジンKC
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まじめ系クズの日常(1) マガジンKC

ナンキダイ(著者)

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まじめ系クズの日常(1) マガジンKC

471

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2015/11/17
JAN 9784063714982

まじめ系クズの日常(1)

¥471

商品レビュー

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2015/12/31

親友でもないが、毎日、挨拶をするだけの仲でもない、微妙な関係の友情が成立している友人(♀)に推薦された アンタに主人公がそっくりだよ、とニヤニヤされながら言われ、手渡された。その時は、見た目が似てるって意味か、と思ったのだが、読んでみたら、「まさか、中身か!?」と戦慄した もし、...

親友でもないが、毎日、挨拶をするだけの仲でもない、微妙な関係の友情が成立している友人(♀)に推薦された アンタに主人公がそっくりだよ、とニヤニヤされながら言われ、手渡された。その時は、見た目が似てるって意味か、と思ったのだが、読んでみたら、「まさか、中身か!?」と戦慄した もし、友人の性別が♂だったら、ボコボコにされたヤツみたいにしてるトコだ しかし、つまらない訳じゃあない 私の中で、ある意味、最高位と同義である、電車の中で読めない、そのレベルだ 『だって、小山くんが艶い。』を読んだ時も、とんでもない個性の人間が主人公やってる漫画が出てきたもんだ、と絶句したが、主人公として「アリなのか!?」と読み手を固まらせる点で言えば、この『まじめ系クズの日常』は劣っていない ナンキダイ先生、よくもまあ、自分の中から、こんなクズいキャラを生み出せたな これは勝手な想像に過ぎないが、恐らく、ナンキダイ先生本人は、どちらかと言えば、真島よりかは、正反対である清川に近い人間性なんじゃあるまいか。真島のような性格だったら、自己嫌悪で、とてもじゃないが、自分の嫌な面を連想させるような主人公など作りだせないし、話中で動かせないだろう キャラの個性の豊かさが、ストーリーに弾みを生んでいるタイプの作品かな 当たり前だが、登場人物のキャラが全く被っていない。しかし、案外、その当然が、小説にしろ、漫画にしろ、成立させるのが難しい この『まじめ系クズの日常』には、一本気な性格が暑苦しい正直者、筋を意外にも通す桁外れのド不良、思い込みが激しく、目力も強いので勘違いされやすい純情っ娘、ワルのりしやすいがアドリブにも強いとは言えない今時っ娘、ヤンキーぶっちゃいるけど元来の真面目さが拭えないギャップ娘、と実際にいそうな高校生が、何の因果か、本人は全く望んでいなかったのにまじめ系クズを中心にして集まっている。友の縁ってのは、何がきっかけで結ばれるか、わからんもんだ 新し目の青春ギャグであり、定番のラブコメ要素も組み込まれているので、読みやすさはある。女子からの矢印が、真島ばかりに向きつつあるトコは、微妙にムカッと来たが、そこもそこで楽しめるポイントだろう、この『まじめ系クズの日常』の まぁ、ともかく、主人公・真島九澄の擬態テクニックが熟練 中途半端だと苛立ちしか覚えないが、ここまで極められていると、もう、拍手モンだ 自分が苦手とするタイプのクラスメイトが近づいてきたり、自分の本性がバレそうになったりした時の、心の内で起こる焦燥のリアクション、最高だ そんな真島の小心っぷりに笑いを我慢しろってのは無理だろう クズはクズでも、自分さえ良ければイイ、かと言って、他人を暴力で虐げるってタイプでもないから、真島の行動に笑えるんだろうな、読み手は 真島は紛うことなきクズだが、ゲスではない・・・・・・まぁ、好意的に見て、ギリギリだけど、犯罪者にはなりそうもないから、セーフだろ ただ、この『まじめ系クズの日常』の中で、最も誰が好きか、と聞かれたら、ぶっちゃけ、私は恐田なんだよな。顔が好みの範囲に入ってるってトコもあるんだが、表裏のない性格と言動が実にイイ。女にモテてもかったるい、同性のダチとバカやってる方が遥かに楽しいってトコも好感度UP! 今後、彼の清川とは異なった、力任せにグイグイと距離を詰めてくるスタンスが、真島をどれだけ追い込んでくれるか、楽しみだ 女子の方では、多数派に属してしまうかも知らんが、やはり、みっちゃんだろう。いつ、真島の素を知って失望するんだろう、なんて、ロクでもない事を、いくら、私だって期待したりしない。むしろ、このまま誤解し続けて、真島をオロオロさせてほしい。と言うか、むしろ、本名の方が気になっちゃうぜ。みっちゃんの「み」は苗字か、名前か、どっちだ また、台詞や背景など小ネタにも隙が無い。私がつい噴き出してしまったのは、1話の2に出てくる宿題の問題文だ どのストーリーも起承転結がしっかりしており、ナンキダイ先生の実力が窺えるが、特に私に容赦のない肝臓打ちをブっこんできたのは、2話の1だ。まさかのオチw 正直は美徳だろうが、これを読んだら、合ってるのかな、と悩んでしまった この台詞を引用に選んだのは、よくぞ、ここまで、主人公を表しきった、と感心すらしてしまったので。そこはかとなく、『田中くんはいつもけだるげ』の田中くんと近しいモノを持ってるけど、どっちと友好度を深めたいかっつーたら、田中くんだ、真島には申し訳ないが。まぁ、友達と仲良くなるのが煩わしいコイツにとっちゃ、大歓迎だろうが・・・そう考えると、積極的に絡みにいって、心ん中でイヤそうな顔をさせたくなるな しっかし、今さらだが、私、この作品のレビューを、2015年最後を飾るモノにしていいのか?

Posted by ブクログ

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