![パーソナルデータの経済分析 KDDI総研叢書2](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001743/0017432556LL.jpg)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 勁草書房 |
発売年月日 | 2015/10/01 |
JAN | 9784326504152 |
- 書籍
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パーソナルデータの経済分析
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パーソナルデータの経済分析
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元総務省官僚で情報通信政策に関する研究を行う研究者が、個人情報・パーソナルデータの経済的価値はどの程度か?というイシューに対して、定量的な解をもたらした意欲作。 一般的な個人情報やパーソナルデータに関する議論は、利活用を巡る法的な解釈(個人情報保護や知財管理等)の観点からのもの...
元総務省官僚で情報通信政策に関する研究を行う研究者が、個人情報・パーソナルデータの経済的価値はどの程度か?というイシューに対して、定量的な解をもたらした意欲作。 一般的な個人情報やパーソナルデータに関する議論は、利活用を巡る法的な解釈(個人情報保護や知財管理等)の観点からのものになりやすい。一方で、利活用を促進させるためには法的な環境の整備と同時に、その経済的価値が定量的に示されるべきではないかという問題意識に基づき、本書では、 ・ECサイトAに収められた個人情報や購入履歴等を、ECサイトBにポータビリティさせるための対価(スイッチングコスト) ・携帯電話及びスマートフォンのGPS位置情報の提供サービスの潜在的市場規模 ・HEMSからの家庭内エネルギー利用データの提供・解析サービスの潜在的市場規模 が各実験を通じて明らかにされる。 特に面白いのは1点目のECサイトのスイッチングコストの測定である。ここでは、Amazonと楽天を舞台に、片方のサイトがクローズし、登録されている個人情報やこれまでの購買履歴といったデータがもう片方にポータビリティされる際に、どの程度の対価が妥当かという調査に基づき、約7,000円というスイッチングコストの定量結果が得られている。 個人情報・パーソナルデータを巡る諸研究の中で、その経済的価値に着目するという課題設定は極めてユニークであり、重要なものであるはず。この分野での継続研究に個人的にも注目したい。
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