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さらば、資本主義 新潮新書641
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さらば、資本主義 新潮新書641

佐伯啓思(著者)

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さらば、資本主義 新潮新書641

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2015/10/17
JAN 9784106106415

さらば、資本主義

¥814

商品レビュー

3.5

14件のお客様レビュー

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2024/09/17

(「BOOK」データベースより) 資本主義をもうやめてみたら…。経済成長と物質的豊かさ、世界での地位を追求してきた戦後の日本は、なぜ、こんな奇妙な社会になったのか。「“価格破壊”と“消費者絶対主義”の大罪」「地方創生で失われるもの」「朝日新聞の歪んだ戦後認識」「トマ・ピケティと福...

(「BOOK」データベースより) 資本主義をもうやめてみたら…。経済成長と物質的豊かさ、世界での地位を追求してきた戦後の日本は、なぜ、こんな奇妙な社会になったのか。「“価格破壊”と“消費者絶対主義”の大罪」「地方創生で失われるもの」「朝日新聞の歪んだ戦後認識」「トマ・ピケティと福沢諭吉が示す禍福」「ITと金融がもたらす人間破壊」…稀代の思想家が、日々のニュースの本質を鋭く衝き、資本主義の限界と醜態を、次々と浮かび上がらせる。

Posted by ブクログ

2019/03/01

 以前小林よしのり氏が「自民党は保守じゃない」と言って、公然と自民党批判を展開しておられました。その時はどういうことかよく分かっていなかったのですが、今回本書を読んで、なんとなく分かったような気がします。小林よしのり氏と佐伯啓思氏を同列に並べるなとおこられる気もしますが。

Posted by ブクログ

2018/08/11

資本主義を考え直す切り口を幾つか提起してくれている。資本主義が万能ではない事は、肌感覚で理解しているつもりだが、より良い制度は中々具体的に提案できるものではない。更に、トマピケティが言うような格差が拡大したからと言って、それは程度問題であり、競争原理を基礎とするからには、課税方式...

資本主義を考え直す切り口を幾つか提起してくれている。資本主義が万能ではない事は、肌感覚で理解しているつもりだが、より良い制度は中々具体的に提案できるものではない。更に、トマピケティが言うような格差が拡大したからと言って、それは程度問題であり、競争原理を基礎とするからには、課税方式を工夫しない限り、資本主義=勝敗を決する仕組みというのは自明である。問題は、イノベーションの成熟を遂げた瞬間、その産業は拡大性を失い単純労働に陥る。単純化されれば、価格競争に陥り、労働生産性が低下。生産物は必要なのだが。実は今、日本社会の至る所でこのジレンマに陥り、イノベーションの限界を認める勇気がない事から研究開発部門を残し、そこも無理矢理仕事をしなければならないものだから、不必要な機能をつけた製品が溢れかえったり、国際的な競争力を失いつつある。日本の強さは、こうした技術力の成長段階において、真面目に仕事をしてきた国民性だが、真面目さが仇になるかも知れない。難しいテーマだ。

Posted by ブクログ

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