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世界の軍事情勢と日本の危機 日経プレミアシリーズ
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世界の軍事情勢と日本の危機 日経プレミアシリーズ

高坂哲郎(著者)

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世界の軍事情勢と日本の危機 日経プレミアシリーズ

957

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版社
発売年月日 2015/10/01
JAN 9784532262914

世界の軍事情勢と日本の危機

¥957

商品レビュー

4

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2019/11/10

それなりに我が国の置かれた安全保障環境とか、危機管理上の穴の指摘には耳を傾けるべき点もあるとは思うが、数字に基づく話とかよりも、筆者が匿名の人から聞いた話とか、組織の一部にはこういう人がいる、程度の話で論を進めてる面があることから、全体として質の良い問題提起とはなっていないと感じ...

それなりに我が国の置かれた安全保障環境とか、危機管理上の穴の指摘には耳を傾けるべき点もあるとは思うが、数字に基づく話とかよりも、筆者が匿名の人から聞いた話とか、組織の一部にはこういう人がいる、程度の話で論を進めてる面があることから、全体として質の良い問題提起とはなっていないと感じた。 本書で展開される議論の問題点として、例えば、NBC災害対処のためには消防の広域化をすべきであり、市町村長がその抵抗勢力であるというような主張が展開されているのだが、これは、市町村消防が、地域に即したファーストレスポンダーとして整備されてきたという、市町村消防の原則を完全に無視しており、本来は、この消防本来の原則と、新たな危機への対応策のバランスをどう取るかを論じるべきところ、市町村消防体制は危機管理のガンとでも言いたげな書き振りはいかにも自分の関心の向くところしか考えないというような狭く片手落ちな議論である。

Posted by ブクログ

2015/11/01

まずは日本が近い将来に直面し得る最悪シナリオから始まる。次章では民主主義諸国と強権諸国と過激派組織の三種類に分けて国際情勢を分析。次に複合戦時代にあって戦いの帰趨を大きく左右するだろうと思われるゲームチェンジャーを挙げる。核兵器、生物兵器、宇宙兵器、サイバー戦争、気候変動、無人兵...

まずは日本が近い将来に直面し得る最悪シナリオから始まる。次章では民主主義諸国と強権諸国と過激派組織の三種類に分けて国際情勢を分析。次に複合戦時代にあって戦いの帰趨を大きく左右するだろうと思われるゲームチェンジャーを挙げる。核兵器、生物兵器、宇宙兵器、サイバー戦争、気候変動、無人兵器がそれである。続いて日本の安全保障の10の死角とその改善策を提案。縦割りな日本の安保体制、JAM-GCのもと一旦日本から撤退する米軍、情報途上国であること、国論の分断などが問題点としてあり、その改善のために省庁の大幅な再編、国民の安保センスを高める情報開示を推奨。 クリミアなどで実際に起きたことや日本の体制について冷静に分析し、悲観するとこうなるってのを見せてくれる。それだけじゃなくてその上で日本はどうすべきか概案を示してるとこがいい。

Posted by ブクログ

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