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地方創生の正体 なぜ地域政策は失敗するのか ちくま新書1150
990円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2015/10/07 |
JAN | 9784480068576 |
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地方創生の正体
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商品レビュー
3.4
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
よくも悪くもかなり尖った1冊。 政府・行政批判の側面が大きい。 読んでいて「確かにな」と思う点もあるが、それ以上に国批判が軒を連ねている。 読んでいて少々気に障る点もあるが、それは個々人の好みだろう。 個人的に学んだポイントは以下。 ・離島や過疎地域のインフラコストだけ取り上げて中央にこい、というのは選択と集中というよりも排除 ・学問は政治的になる。資金がないと研究ができないから。そのため国に乗っかる。 ・地域の人口増加=正義、は負け土俵。ほとんどの自治体が負ける。 ・地域振興のためにプレミアム商品券を配る。例えば5000円で6000円分。その差額の1000円は税金から来ている。要はプレミアム商品券は納めた税を取り戻しに行っているにすぎない。
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【由来】 ・北大の図書館でたまたま 【ノート】 ・山下氏の前著、「地方消滅の罠」は増田レポートをターゲットに、批判と言うより批難しつつも、安倍政権は評価するという内容で、全体的な印象は芳しくなかった。 ・そんな著者が、このタイトルで出してきたので、またかという感じで目を通して...
【由来】 ・北大の図書館でたまたま 【ノート】 ・山下氏の前著、「地方消滅の罠」は増田レポートをターゲットに、批判と言うより批難しつつも、安倍政権は評価するという内容で、全体的な印象は芳しくなかった。 ・そんな著者が、このタイトルで出してきたので、またかという感じで目を通してみたら、意外と面白く読み進めた。対談者の金井氏によるところが大きいのかどうかは分からないが、現在、政府が推進している「地方創生」の魂胆を性悪説に立って批判的に捉えつつ、そのような力学が国と自治体によって構造化してしまっていることについて言及しているのが面白い。金井氏が一種マキャベリズム的な護憲の発想で政府や自治体を性悪説で捉えているのに対して、山下氏が現場のスタッフに同情的であるというのも面白かった。 ・とは言え、この面白さは、ちょっとインテリなオッサンが居酒屋で談義しているレベルを出ていない。 「(金井)従属を甘受して直視できる覚悟は「敗戦」を「終戦」と呼びかえるこの国の人々にはありません(P157)」 「(金井)国とは権力を行使したい人間の集まり(P183)」 「(金井)誰も主体的には意思決定していないわけです。これは丸山眞男が言う無責任体制です。(略)(その)体制自体が一つの統治構造です(P213)」 「(金井)地獄への道は善意で敷き詰められている(P236)」 などなど。面白そうではあるでしょ?こういう話を居酒屋談義ということで面白く聞いている分にはよいが、それ以上のものではないというのが読後感。
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地方創生や原発事故についての社会学者と行政学者の対談。行政学者と社会学者の違憲の相違が際立っており、その意味では読んでいて面白く感じたが、地方創生の危険性についての抽象的な対談(政府への批判を含む。)が多く、肝心の地方創生の具体的な内容や、具体的な内容への批判ではない点が残念でし...
地方創生や原発事故についての社会学者と行政学者の対談。行政学者と社会学者の違憲の相違が際立っており、その意味では読んでいて面白く感じたが、地方創生の危険性についての抽象的な対談(政府への批判を含む。)が多く、肝心の地方創生の具体的な内容や、具体的な内容への批判ではない点が残念でした。
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