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トップエコノミストの経済サキ読み術
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2015/09/01 |
JAN | 9784532356606 |
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トップエコノミストの経済サキ読み術
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トップエコノミストの経済サキ読み術
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商品レビュー
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昨年末ライフネット生命出口会長が年末年始に読むならと日経新聞の紙面でお薦めしていたので読んでみた。図書館で年始に予約し、ようやく自分の番がこのタイミングで回ってきたのだが、ずいぶん待たされた割にはそれほど面白くなかった。ただし、日本の財政状態を主として先行きが芳しくないとの受け止...
昨年末ライフネット生命出口会長が年末年始に読むならと日経新聞の紙面でお薦めしていたので読んでみた。図書館で年始に予約し、ようやく自分の番がこのタイミングで回ってきたのだが、ずいぶん待たされた割にはそれほど面白くなかった。ただし、日本の財政状態を主として先行きが芳しくないとの受け止めは出口会長と重なるように感じた。また、物事を考えるには、「タテとヨコ」が重要だとする点においても、幅広く世の中の現象を数値で捉えている点も出口会長がお薦めする理由が分かった気がする。 「2014年12月25日に内閣府経済社会総合研究所が発表した13年度の国民経済計算確報(フロー編)は、国際的に見た場合の日本の『地位低下』がますます進んでいることを如実に示す内容だった。… 国際比較をする際に通常行われている手法に沿い、世界の基軸通貨である米国のドルに換算して各国の経済規模(名目GDP)を算出すると、2013暦年の日本の数字は4兆9207億ドルで、前年比▲17.3%の大幅減。世界経済に占める日本の比率は6.5%で、前年から1.5%ポイントも下がった。一方、同じ年の中国は9兆1811億ドルで、前年比11.5%。シェアは12.1%になった(前年比+1.0ポイント)。14暦年の数字が内閣府から確報として発表されるのはまだ先だが、日本と中国のドル建て名目GDPの差は、両国の成長率格差と一段の円安ドル高進行の影響故に、一段と大きくなった可能性が高い。 2010年後半から11年にかけて、『世界第2の経済大国』が日本から中国に交代したことが大きな話題になった。それから4〜5年ほどしか経っていないわけだが、両国の差はどんどん拡大しており、中国の数字は早くも日本の倍近くになっている。人口減・少子高齢化という『下向きの人口動態』ゆえに、日本では個人消費や設備投資を中心に名目GDPが伸びにくくなっている上に、『アベノミクス』の『第一の矢』で為替の円安を促した結果、ドルに換算した場合の名目GDPの縮小が進んでいる。」 なお、同じ図で特筆すべきは、米国のGDPである。ある意味、中国はさもありなんという感じがするが、米国のそれは日本がこの20年ほとんど変わっていないのに対し、ほぼ2倍となっている。確かに米国は日本と違って、人口が増えていることは差し引いて考えなくてなくてはならないが、逆に言えば、人口が減っていてもGDPを拡大させていく道はあるのだということ示しているとも言える。
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ヒットする映画と景気の関係、AKB48、そしてAIと労働力の話に始まり、アベノミクス、中国経済の話など多岐にわたって楽しめました。 景気の波を考えた時に、長期的に見たら少子化や高齢化は切り捨てることは出来ない。商品のヒットを考えた時に高齢者に適した商品を作るのは、当たり前のこと...
ヒットする映画と景気の関係、AKB48、そしてAIと労働力の話に始まり、アベノミクス、中国経済の話など多岐にわたって楽しめました。 景気の波を考えた時に、長期的に見たら少子化や高齢化は切り捨てることは出来ない。商品のヒットを考えた時に高齢者に適した商品を作るのは、当たり前のことかもしれないけど、それに拘っている限りは、革命的なモノは誕生しないだろうなと思いました。 ドルベースで見たときに、国際的に日本はどんどん貧困化していると言うのも、企業は儲かっているし、アベノミクスをどんなにもてはやしても、生活自体が楽にならない理由なのかなと感じました。 経済を、数字ではなく世の中の空気で見るのも勉強になりますね。
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